ラジオ講座の弱点を補うカンニング読書法(1月3日)

「まいにちフランス語」や「まいにち中国語」などの講座の入門編(初級編)は半年から一年聞いていると、だいたい文構造は理解できるようになるので、ありがたいものですが、それ以上長く聞いているとだんだん不満が出てきます(私の場合)。それは、カリキュラムが文法を教えるのがメインなので、単語の数が増えないということです。500語ぐらいで頭打ちでしょうか。

過去に英語をマスターした(ウソ)経験からすると、ある程度構文が理解できるようになったら、たくさん読書をして単語の数を増やしてやると(大体3000語ぐらいまで)、やや楽に読解やリスニングができるようになります。でも、大変時間がかかります。辞書を引きながら読まないといけないからです。

私もフランス語に関しては、去年あたりから「やさしい仏文解釈」(大学書林)とかDaniel Pennac の 「L'oeil du loup」(2008年7月15日の日記)を読もうと心がけていましたが、この辞書引きが面倒くさくて中断してばかりでした。30分で1ページしか読めないのでは飽きます。

でも、この前読んだ「おじさん、語学する」(集英社新書)に対訳を使った驚くべき読書法が書いてありました(詳しくは「外国語学習法」の方の「対訳(その2)」のページに説明があります)。

そう、対訳から先に読むのですね。まるで「カンニング読書法」(笑)。私も先に翻訳を読むのは邪道だと思っていました。対訳は意味の確認に使うべきだと。でも実際に逆順でやってみるとすごくスムーズに読めるので(10分で3ページ)、良いかもしれないと思い始めています。

さて、年末から読み始めた本は(対訳本ではなくて)、中国系作家がフランス語で書いた「Balzac et la Petite Tailleuse chinoise」(邦題:バルザックと小さな中国のお針子)とその英語訳「Balzac and the Little Chinese Seamstress」です。まゆのさんのブログ「ふらんす温泉」の記事、「映画「小さな中国のお針子」の原作 - フランス語の小説」でよく書かれていたのと、私が英語で初めて読んだ小説がPearl S. Buckの「Letter from Peking」という中国を舞台にした小説だったので、験をかついでこれにしてみました。

どういうやり方をしているのかは、まだ三回しかやっていないこともあり、次回以降、書きますね。

自分の習っている外国語で、小説など読書している方はいらっしゃいますか?
[PR]

by L-monger | 2009-01-04 01:23 | フランス語 | Comments(14)  

Commented by viaemilia at 2009-01-04 12:18
るもんがさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

「語学で身を立てる」(集英社新書)を先日読みました。語学学習のプログラムとして、「文法体形の把握」の後、「平易な現代文の精読」がオススメされていて、私も今年はフランス語での読書に挑戦したいと思っています。

外国語学習者用にリライトされたのは味気ないのでできれば避けたい。かといってブンガクしている格調高いのは読めないし。。。まゆのさんがご紹介された「バルザックと小さな中国のお針子」面白そう!でも、私にはまだ難しそう。。。短編集でわくわくしながら読めるものがないかなぁと探しているところです。
Commented by johny_gee at 2009-01-05 06:54
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 去年『悪童日記』を中国語で読みました。とても楽に読めましたが、高校生の時に日本語で読んだことがあったからなのか、そもそも簡単な文体だったからなのか。おそらく両方でしょうね。
 中国語は実は現地ではオーディオブックが充実していて、『许三观卖血记』という小説は、わたしは耳から先に入りました。何度も何度も聞いて大体の意味が分かってから読んだのでこれも楽に読めました。初めて見る漢字も発音が分かる、というちょっと不思議な体験も出来ました。
Commented by るば at 2009-01-05 17:17 x
るもんがさん、こんにちは。
私のレベルでは無謀と知りながら、「Pompon, sculpteur」という本を、辞書を引き引き読んでいます。多分、子供向けの本と思います。最初は一行でもヒーヒー言ってましたが、最近(2ヶ月くらい経過)は半ページほど読めるようになりました。
Commented by hokuto at 2009-01-05 17:44 x
るもんがさんこんにちは。
私は英語で、アンデルセン短編集の雪の女王を読んでいます。
いちいち辞書を引いているので、いろんなところで言われる正しい読み方ではないかもしれませんが、初めての英語での読書なので細かいことは気にせず、好きな作品を楽しんでいこうと思います。とっても読みたかった作品なので。
Commented by L-monger at 2009-01-07 00:47
viaemiliaさん、あけましておめでとうございます。
おー「語学で身を立てる」、私も読んでみたいのですが、まだ読んでいません。いつかそのうち…。
リライトは味気ないですよね~。私もLes Miserableとか、途中で読む気がなくなりました。
「お針子」は凝った文章ではないですが、やはり怒涛のように新単語に遭遇するので、英語訳で手抜きしないと、私にもとても読めません。カンニング読書法の成果についてはまた時々書きますね。
短編集ですか。子供の世界でよければ Le Petite Nicolasのシリーズとか(私挫折中ですが)、あと検討したけど今回は見送った Short Stories in French (New Penguin Parallel Texts) なんてどうでしょうねえ(英語の対訳がうっとおしくなければ)。
Commented by L-monger at 2009-01-07 00:55
けいさん、明けましておめでとうございます。
へええ、「悪童日記」を日本語と中国語で読まれたのですか!私は数年前にフランス語で読もうとしたことがあります。外国人がフランス語で書いたものなのでとっても平易でした。時制も現在形なので助かりますし。でも辞書引きに疲れて、三分の一くらいで挫折しました。(いずれカンニング読書法で再チャレンジしてやろうかな?)
オーディオブックが充実しているなんてうらやましいです。きっと安いのでしょうね。フランス語のオーディオブックなんて一本3000円とか5000円とか、とても2ヶ月くらいで読みきる本には出したくない価格です。
音から入ると、未見の漢字も音で覚えているのですか。それは面白い経験ですね。
Commented by L-monger at 2009-01-07 00:59
るばさん、こんにちは。
彫刻家の本を読まれているのですか。しかも私と違って、カンニングなしで。それはすごいですね。
でも小説でも他の書物でも、自分に興味のある分野なら、単調な単語学習も少しは面白いですね。
何か発見があったら、ご自分のブログで教えてください。
Commented by L-monger at 2009-01-07 01:04
hokutoさん、こんにちは。
おや、英語の読書をされているのですか。
それぞれの人にあったやり方があると思いますので(精読とか多読とか、辞書を引くとか引かないとか)、どんなやり方でも自分で納得ができる方法なら良いのではないでしょうか。
でもどんな方法でも自分の読みたい本を読むのが一番面白いですし、続きやすいですね(経験談)。
Commented by chicory at 2009-01-07 23:19 x
こんにちは。「おじさん、語学する」は昔読んだことがありますが、面白かった覚えがあります。フランス語学習者には貴重な本です(笑)。私も外国語マスターに読書は非常に有効!とは思っているのですが、自分のレベルでフランス語の読書はまだ早いようです。でも、確かにラジオ講座入門編はちょっとゆるいし。カンニング読書法のその後もぜひ知りたいです。
Commented by まゆの at 2009-01-08 08:52 x
私も昔パール・バックの「大地」(の一部とされている本)を原書で読みました。読みやすいシンプルな文体でストーリーも面白く楽しく読めたことを覚えています。パール・バックは「母の肖像」も面白かったです。
 私も英語のGRを読んでみましたが、味気ないです。フランス語にもGRがあるようですが、存在を知らなかったので読んだことがなく、いきなりペーパーバックになってしまいました。でもそれでよかったかも、と思っています。
 今年はフランス語の読書をもっとしたいと思っているので面白いものがあればまたブログで紹介したいと思います。娘がどんどんいろいろな本を奨めてくれるのですが、とても全部読めません。いつか読もうと思うものが溜まってきています。
 辞書を引き引きでも、カンニングでも興味がある本を読んだほうが楽しいですね。辞書を引かずに簡単なものを多読するというのは私にはどうも合わない気がします。
Commented by L-monger at 2009-01-10 00:52
chicoryさん、おじさん本のネタはフランス語なので親しみやすかったですよね。フランス語が延々カタカナで縦書きされているのは読みにくかったですが(笑)。
ラジオ講座は入門編は簡単すぎるし、応用編は偏っているし、で自分の好きな本をやるしかないのかなと思ってます。問題は若いときのように潤沢に体力や視力や時間がないので、どう誤魔化すかを追求しています(笑)。
Commented by L-monger at 2009-01-10 01:00
おおっ!まゆのさんもパール・バック(英語本)を読んだのですね。簡単な英語で面白いし、英語の多読を始めるには良い作家ですよね。でも~私は薄い本が好きだったので「大地」(The Good Earth)シリーズは読んでいません。Letter from Pekingをはじめ、マイナーな作品ばかりです。

本当、Graded Readersは味気ないですね。言葉は道具ではないぞと思ってしまいます(黒田先生のウケウリ)。
フランス語の本の紹介、お待ちしています。今のを読んでいるうちに、次のを見つけておきたいし。娘さんにもよろしく(笑)。ところで、今、辞書が面白いです。本を読みながらだと、内容にすごく興味がでます。
Commented by arip at 2009-01-10 17:06 x
中国語で短編小説を読もう!「天下无贼」を使って音読練習しています。音読の素材としては綺麗な中国語文章ではないみたいなのですが、単語の意味、対訳があり、辞書を引かずにまさにカンニングで読めます。
Commented by L-monger at 2009-01-13 01:29
aripさん、こんにちは!実はアクセス解析によるとaripさんの所からいつもたくさん見に来ていただいているみたいで(各種検索エンジンと同じくらい上位)、真にありがとうございます。

その本のタイトルは、日本語で書くと「天下無賊」ですね。手にとって見たことがあります。いつか中国語でも読書してみたいと思います。

過去の英語の読書の経験では必ずしも名作でなくとも、いや、むしろストーリーが平凡だったり、工夫のない表現がいっぱいの通俗小説でも、語学の勉強にはなりました。中国語でもそうなのかは分かりませんが。

<< 冬休みの復習で分かった中国語の... 冬休みの計画(12月31日) >>