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中国語文法を英語で学ぶ(10月22日)

まだ「まいにち中国語 入門編」が簡単すぎることもあり、今日は別の話です。

以前「Chinese with Ease」というテキストで英語を通じて中国語学習をやってみたのですが、ダメでした。語系が違いすぎることもあり、英語を通じての学習は非効率的という結論でした(それと説明が下手すぎた)。

でもこの前、アマゾンで立ち読みしていたら、なんか説明の仕方が面白かったので、買ってしまいました。「Shaum's Outline of Chinese Grammar」(日本アマゾン米国アマゾンのページ)。同シリーズに微分積分や三角関数もあるので、ひょっとしてアメリカの高校で使う本なのかもしれません(未確認)。

例として、数字の「二」と「两」の区別の説明を引用します。(冒頭のみ。この後、もっと大きな数字の練習が続きます。)

(引用開始)
・ When counting numbers without a following classifier, the number "2" is always 二 er.
   一、二、三...
・ When the number "2" is part of the number 12, 22, 32, 42, 52, 62, 72, 82, or 92, it is always 二 er.
   十二、二十二、三十二...
・ In all other cases, when the number "2" occurs before a classifier, it is 两 liang.
   两本书   两个人
(引用終わり)

(全部の例にピンイン(声調符号あり)が付いてますが、上記引用では省きました。また繁体字と簡体字の両方で例が書かれていますが、上記では簡体字のみにしました。)

ね、すっきりしているでしょう?念のために適当な日本語訳をちょろっとつけてみると

・ 量詞をつけずに数を数える時は、いつも「二」
・ 12, 22, 32の一部である場合、いつも「二」
・ それ以外の場合、量詞の前では「两」

学習用の文法はシンプルな方が使い勝手が良いですね。そういう意味でこの説明の順番や言い回しが割合気に入りました。

この本、寝る前にちらちら読んで楽しんでいます。また気が向いたら引用します。

あ、ちなみにこの本、A4サイズででかすぎるのと紙質がペーパーバック特有のざら紙(きっと来年までに真っ黄色に日焼け)じゃなきゃ、もっといいのにな。値段が安めだからしょうがないのか。

by L-monger | 2011-10-23 00:09 | 中国語 | Comments(1)  

Commented by L-monger at 2011-10-23 11:29
追伸: 两百・两千・两万はあるのですね。两位も二位もあるのですね(お二人様)。(突っ込まれる前に書いておこう。)これらの理由をうまく説明してくれる人、求む。

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