人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Mauger Bleu でフランス語筋肉のストレッチ(10月11日)

ストレッチをすると普段使ってない筋肉が伸びて気持ちがいいと聞く。それと似て、Mauger Bleuで学習していると、普段使っていないフランス語筋肉(というか単語)がどんどん使われて、忘れかけた単語や文型を思い出して気持ちがいい。

それにしてもよく考えられたテキストだと思う。最近学習した 2レッスンの本文を例に、つらつら書いてみると…。

(LECON 17)=クリックすると拡大
Mauger Bleu でフランス語筋肉のストレッチ(10月11日)_c0059093_126461.jpg

ポイントは複合過去形(avoir系)と家の中の単語である。このテキストの主人公、Vincent(ヴァンサン)一家の家にお邪魔して、家の中を見せてもらっているという設定で話が書かれている。(したがって無味乾燥な例文集ではない)フランス語だけでなく、お客に部屋を見せて回る習慣があるということまで分かる。

visiterというのはただ「訪れる」でなく、「見物、見学、見せてもらう」の意味だな。家の中のものに定冠詞 le, la, les と不定冠詞 un, une, des が付いているものがあるのは、部屋に当然備わっているべきものとそうでないものの違いか。

(LECON 18)=クリックすると拡大
Mauger Bleu でフランス語筋肉のストレッチ(10月11日)_c0059093_1252121.jpg

こちらのポイントは複合過去形(etre系)と寝室・風呂場の単語である。「いくつ部屋があるのですか?」なんて聞いてみると相手は喜んで説明するんだろうな。そしてエレーヌちゃんのおしゃまなこと!単調な流れに変化を起こしてくれる。「おしゃべりが過ぎますよ。」って確かに母親なら言いそうだね。それにしても2か月も滞在したルグラン一家って図々しすぎないか(笑)。

てな感じで3週間で6課+復習が終わった。こんなに長い本文なのに暗記するのが苦痛でない。面白い、面白い。

by L-monger | 2013-10-12 01:17 | Comments(13)  

Commented by L-monger at 2013-10-13 13:58
(るも)会話の最中に動詞の活用を考えていては当然話せない。じゃあどうするか?習うごとに全部いう練習をしておくのだ。いわば貯金をするのだ。上記のMauger Bleuの課では複合過去形をやっているが、ページ最下部の練習で、「現在形+複合過去形」で練習している。こうしないと現在形も複合過去もするっと出てこないからだ。対比しないと混同する。ラジオ講座は時間の制約のせいで、複合過去形のレッスンのときは複合過去形しか練習しないことが多いようだが、それでは覚えられない。そうではなく一個一個の動詞につき「現在形+複合過去形」で練習しなくてはならない。気が遠くなる?いや、慣れの問題ですよ。まずやってみること。(ちなみに半過去形が加わったら「現在形+複合過去形+半過去形」を全部の動詞についてやるのだよ。単純未来形が加わったら…以下同文)
Commented by ハリボー at 2013-10-15 15:51 x
耳が痛い、でも真実をついている言葉ですね。かくいう私は、仏語の動詞活用、ほとんどできません。現在形さえもあやしいです。いわんや単純未来形や半過去形をば(複合過去は、etre+過去分詞で、一本調子で行けるので、唯一あまり考えなくてもできます)。

ドイツ語は、現地で生活言語として使用したので、反射的に活用が口をついて出てきますが、学習言語についてはさっぱりですね。学習言語であっても、口をついて出てくるように、意識を高めていきたいなと、今回の記事を見て思いました。

あと、中国語も漢字見たら反射的に発音+四声(の雰囲気だけでも)出てくるようにするとか、逆に発音聞いただけで漢字や意味がぱっと頭の中に浮かぶようにしておくとか・・・いろいろ思い浮かびます。
Commented by ハリボー at 2013-10-15 15:52 x
長くてすみません。つづきです。

ちなみに動詞活用ですが、最近ふと気が付いたのですが、ドイツ語よりフランス語の方が、難しいように思います。ドイツ語は現在形でまかなえてしまうものがおおいし、未来形については、仏語の単純未来形のように動詞そのものの語尾を活用させるのではなく、むしろ複合過去形(またはaller+不定詞)のように、werden+不定詞の一本調子で行けます。過去形については、2種類ありますが、普段口頭で使うのはほとんど仏語の複合過去形に相当するものなので、これもまた一本調子でいける活用です。

なので、印欧語族の言語を知っているとは言っても、動詞の活用については、まだまだすごく初級だったのだな、と最近やりなおし仏語をやりながら、つくづくと感じました。

一本調子でない活用に注力して、仏語をいつかマスターしたいものです。
Commented by L-monger at 2013-10-17 17:14
ハリボーさん、耳を痛くしてすみません(笑)。でも、半分は自分自身に言い聞かせているんです。ハリボーさんがドイツ語の動詞活用が口を突いて出てくるのなら、フランス語も同じくらい簡単だと思います。練習時間が多いか少ないかだけの問題ですね。(私は20歳のころ2年間だけドイツ語をやりましたけど、格変化が面倒くさくて放り出しました。)

フランス語の動詞の時制の話ですが、実際に使用される頻度は現在形(確定した未来に使える)と複合過去形が大部分だそうです。だからそんなにきつくないかもしれません。

テレビではEuro24で一つにまとめてますが、「ゲルマン語系はドイツ語だけじゃん、後の3つはロマンス語系じゃん」といつも思ってしまいます。(ドイツ語だけ別系統なので、他の言語と一緒にやっても労力節約にならない)

活用表は数学みたいで美しいですね。だんだん慣れていきましょう。お互いに。
Commented by ハリボー at 2013-10-18 18:15 x
私もEuro24については、かねがね同じ疑問を抱いていました。ロマンス語系ばかりなぜか優遇されてますよね。ラジオもしかり。ポルトガル語を入れたら、いったいいくつロマンス語族があるのやら。

英語はゲルマンだけど語彙的にはロマンスが多いので、これも仲間にカウントするとするならば、かなりの数ですね。多分、誰も使う用途ないけれど、それならデンマーク語だのスウェーデン語だのの北欧ゲルマンを入れてほしいな、と思うのでした。

ドイツ語の格変化は、骨が折れますね。自分は大体でいいことにしてます。本当に真面目にやると、疲れてしまうので、大体合っていればOKということで(2格あたりがあやしい感じです)。

簡単にマスターできないあたりが語学の魅力とも思うので、ぼちぼちやっていきましょう。
Commented by L-monger at 2013-10-19 11:31
ハリボーさん、ヨーロッパ旅行のパンフレットを見ると日本で人気があるのはイタリアやフランス、スペインです。「実力以上に人気がある言語」で書きましたが、これら旅行先の言語は人気があるようです。中でもイタリア語。(ドイツもRomantische Straßeがあるけどね)

語彙の共通度を比較したページをウィキペディアで見つけました。
(h)ttp://en.wikipedia.org/wiki/Lexical_similarity
独英は0.60、独仏は0.29... んー、そんな感じかな。
仏伊は0.89、仏西は0.75、伊西は0.82... これだとそれぞれが自分の国の言葉で話しても通じそうですね。

他のゲルマン語族、特に北欧の言葉は、ちょっと興味はあるんだけど、まだ手が出せません(オランダ語を遊びで3か月ぐらいチラ見したことはあります)。
Commented by mahnori at 2013-10-31 20:46 x
るもんが様
saitou様のコメントに反応し、時々拝見している貴兄のお名前を出してしまいましたので、一筆啓上。現在、レべ中、まいふら、まいいたを聴取中。
モージェに反応しました。青春時代の思い出の教科書です。在東京日仏学院。モージェの改訂版が出て赤い装丁だったので、古いほうをM bleu と言うようになったと記憶しています。
Commented by L-monger at 2013-11-01 17:51
mahnoriさん、こんにちは。講座、かぶってますね。Mauger Rougeのことは知ってます。Mauger Bleu を検索してくると出てきます。
Commented by masa at 2018-03-16 13:55 x
本文暗記は音声も利用しているのでしょうか?母音子音とリズムをどうしているのでしょうか?
私自身、フランス語基本の習得に苦戦しているおり気になったので・・・お時間がありましたら、よろしくお願いします
Commented by L-monger at 2018-03-16 15:46
masaさん、私は10年以上フランス語講座を聞いて練習していたので、もはや音声教材がなくても、字を見れば音声が頭の中に響きます。だから純粋な初心者ではないのですが、ボキャブラリーを増やすために初級教材をやってました(今は名探偵コナンのフランス語版に変えましたけど)。

ん~最近の「まいにちフランス語入門編」は発音とか綴り字についてシステマティックでないので、「しっかり学ぶフランス語」(ベレ出版)なんか良いですよ。本気ならば。
Commented by masa at 2018-03-20 22:32 x
参考書のご提案ありがとうございます。日々、発音練習を繰り返してもビシッと各母音が決まらず挫折しそうになりつつ、多言語を学ばれているL-monger さんのブログに勇気づけられています。

ちなみに、私は「まいにちフランス語」で発音が身につく自信がなかったので、教室の方で日本人教師にフランス語発音を習っています。iphoneアプリにフランス語の母音子音を聞けるのがありまして、機械音声でなくネイティブの音かをその教師にお聞きしたところ、「フランス語の母音子音を聞いただけで自分で発音できるようなら、そもそも音声なんていらない」ということなのですが、真意が分からずにいます。そういうものかと腑に落ちずにおり、アドバイスを頂けたら幸いです。失礼かとは思いましたが、よろしくお願いいたします。

Commented by L-monger at 2018-03-21 17:21
masaさん、前後の文脈がないと発言の真意は分かりませんが、勝手に解釈すると「まず発音の理屈をきちんと理解しないと、音だけ聞いても分からないはず」という話かな?masaさんが理屈をまだ理解していないという指摘なのでしょうか。よく分かりませんが。でも、聞くことも大事だと思います。

合成音声について私が思うのは、Google翻訳の読み上げ機能など、ネイティブが聞いて分かるように作っていると思うので、多少不自然なところがあっても、日本人の初学者のもっと不自然な発音より参考になる部分はあるかと思います。

(個々の音を分からせるために入門編でフランス語ネイティブがものすごいゆっくりモデル発音をすることがありますが、それよりは合成音声の方がましかなと思ったりして。中国語なんかよくそう思います。)
Commented by masa at 2018-03-29 21:01 x
わざわざ文脈まで汲み取ってもらい、ありがとうございました。
ブログ更新を楽しみにしています。

<< 2013年10月期、開始後4週... 日本人が語末や文末の第2声が苦... >>