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練習のリズムと「サバイバルロシア語」(15年4月15日)

野球では、打たせて取るピッチャーの方が、守備陣の守りのリズムが良いそうだ。ラジオ講座でも同じことが言えるかもしれない。講師はピッチャーなので、投げ・打ち・取らせるのリズムをうまく作るべきだろう。

それが良く表れるのが、発音のリピート練習だ。スキットが A・B・Cという3つのセンテンスの場合、「A・B・C」「A・B・C」の順で各1回ずつ練習するのではなく(パターン1)、せめて「AA・BB・CC」という各2回のリピートパターンがよい(パターン2)。できたら「AAA・BBB・CCC」という各3回パターンがよいと思う(パターン3)。最初から正しく聞き取って同じ音を出せる初心者はまずいないので、自分の発音を微調整するためには、複数回リピートが必要だと思う。

今期の「まいにち中国語」はスキットなどの練習がパターン1なので、声調を聞き取るには厳しいと思う(ストリーミングや録音を使って、再生を止めて繰り返すべきだ)。またAとBとCの間に各20秒も詳しい説明を入れるので(測ってみた)、その間、聞いているだけになるのは少々退屈だ(完封型ピッチャー)。リズムがもう少し早まることを期待したい(4月中だけかもしれないけどね)。それに比べて、「まいにちスペイン語」は…知っている人はもうよく分かっているね。

ところで「まいにちロシア語」(サバイバルロシア語;臼山利信先生)は文字と発音の説明が終わって第3週に入ったので、少し面白くなってきた。臼山先生も説明は多くて先週は退屈だったが、今週に入って斬新な視点が見られるようになってきた。呼びかけの表現「若いお兄さん」とか、付加疑問文の「ダー?」とか、過去のロシア語講座ではメインポイントに取り上げることがなかった事項を、学習事項にしている。

なによりも、パターン2で練習し、たくさん発音させられるので、退屈しにくい。また、先生の男性声が明瞭かつ聞きやすいので、この点も私は耽溺しつつ聞いている。いいなあ。

(なお、文法事項をどっとやるため時々スパルタなこの「サバイバルロシア語」を聞いていられるのは、たぶん去年「大人のためのロシア語」で鍛えられたせいかもしれない。まったくの初心者は他の参考書を併用しないと厳しいかな。「新ロシア語入門」の本なんかいいですよ)

参考:2014年4月期ロシア語の感想:達成感のあるスパルタ講座 (14年10月10日)

by L-monger | 2015-04-15 13:00 | ロシア語 | Comments(0)  

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