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ロシア語応用編を 中国語の場面別作文に転用(15年5月27日)

中国語は文法構造が単純にできているので(名詞の格変化や動詞の活用がないという意味で)、他の外国語と比べて、学習開始後すぐにでもできるはずなのだが、なぜかあまりやってくれない。それは「場面別の会話」。

初歩の中国語では、単語を覚え、文法(たとえば文末助詞、存現文、結果補語など)を理解することが大事なのは分かる。しかし、初歩を半年か1年間やったら、次は場面別の表現をまとめて練習しておくと、日常会話ではあまり悩まずにしゃべれるのではないかと思う。「レベルアップ中国語」くらいでやってくれるといいが、開始以来3年間、1回もなかったねー。

ないものは自分で作るしかないだろう。うまいことに、今学期(再放送)の「まいにちロシア語 応用編」(柳町裕子先生;気軽に話そう 単語を極める応用編)は初級完了後に表現を増やすという、ほぼ中級の講座なので、やっていることが私が中国語でやりたいことと一致している。

以下に第1課のスキットを示す。
ロシア語応用編を 中国語の場面別作文に転用(15年5月27日)_c0059093_16174377.jpg

ロシア語が分からなくても、左下の日本語訳を読めばいい。こういう場面をおしえているラジオ中国語講座って不思議にないんだよなあ。

左下の日本語訳「にんにちは!私はサトウ・ユミといいます。生まれは日本の新潟で…」の部分を以下のように訳してみた。モスクワは上海、ロシアは中国に変えた。細かい間違いはあるかもしれない。しかし訳す作業中に自分がちゃんと理解していない部分が分かり、それを勉強し直せたのがなかなか良かった。そこで分かった自分の弱点は例文化して、毎日の瞬間訳練習をしている。

大家好!我叫佐藤由美。
我是在日本新潟县出生长大的。
我是三年前来到中国的。
现在住在上海,在一所大学当日语老师。
在大学里,我不但教日语而且继续学习中文。
我想更多了解中国文化和语言。
所以让我们互相学习吧。

しかしこのように、入門編と応用編がレベル的に連続しているのは珍しい。「ラジオ講座の入門編と応用編のレベル差はどうするか (15年4月4日)」で書いたが、他の言語では中級以上の人が結構いるのか、それとも単なる「見栄」かしらないが、応用編が高め狙いでレベルが連続していない。過疎っているロシア語ならではかもしれない(失礼!)。私にはうれしいことだ。(柳町先生、ロシア語を勉強せずに勝手に中国語学習に転用してすみません。)

by L-monger | 2015-05-27 16:32 | 中国語 | Comments(5)  

Commented at 2015-05-28 11:22 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by L-monger at 2015-06-02 14:35
(るも) 言い換えれば、ロシア語は入門編のすぐ上のレベルで応用編をやってくれるのに対し、中国語ではまいにち(入門編相当)とレベルアップ(応用編相当)のレベルがちゃんとつながってないから、今回このような離れ業をする必要が出てきたともいえる。受講人数の差だろうか?いや、私には講座の伝統の差じゃないかと思う。中国語講座にフリートークが少ないのも含めて。
Commented by EXLIBRIS at 2016-02-01 16:04 x
大変ご無沙汰しています。

語学講座どころではありませんでしたが、基礎英語3から再スタートです。
余裕を見て英仏訳をしようと思います。
Commented by L-monger at 2016-02-02 14:09
EXLIBRISさん、一年ぶりくらいですかね。また来ていただいてありがとうございます。

基礎英語3の英仏訳ですか。レベル的に英仏の微妙な差が出てくるぐらいの所なので面白いかもしれないですね。この前仏語コナンでGive you a break!=Ne force pas trop!と訳してありました(登場人物が英語で話しているという場面についたフランス語訳)(個人的には原作の台詞の英語は、Give yourself a break.の方が良いんじゃないかと思いますが)
Commented by EXLIBRIS at 2016-02-03 18:42 x
早速のレスありがとうございます。予想どおり大苦戦…苦笑しながら始めています。

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