15-4月期感想 まい中「大陸君の留学日記」入門脱出に良いかも (15年10月15日)

★「まいにち中国語」(入門編相当/大陸君の留学日記) (豊嶋裕子先生):初回放送=2015年4月~9月
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ややこしいのだが、ストーリー上は12-10月期のレベルアップ中国語(大陸君、初めての日本)の続編にあたる。この中で、北京からお父さんの出張についてきて日本の大学を見て回った、大陸君が今回は日本の大学でいよいよ留学生活開始と言う…(部室でだべったり秋葉原で買い物したりのストーリーなので、恋愛とかBLとかの波乱万丈を期待してはいけない(笑)。しかしレベル的には、もちろんゼロからの人のための入門編だ。

過去記事・4月号テキストの画像あり: 15-4月号 中国語テキスト ちょい見 (15年3月20日)

この講座の学習としては、ラスト4か月間ぐらいテキストを買って、スキット部分のディクテーションと目ぼしい(自分が知らなかった)文法項目に印をつけておいた。

今月からは集中的にこの文法項目を例文化して、「使える知識」にしていこうかと思っている。(なぜ講座の放送時期に同時にやらなかったかと言うと、目ぼしい項目がまばらだったから)

例えば以下の画像のようなページがあるとする。
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ポイント①の例文 2)「他走了多长时间了?」(彼がここを離れてどのくらいになりますか?」これは1文字動詞で目的語なしなので「了」が付くとあり、2文字動詞だと「了」をつけない、とある。(一筋縄でいかない中国語文法のことだから、たぶんこの法則も「絶対」ではなく「大体」と考えたほうがいいかもしれない)。

へええ。いつも「了」をつけるつけないで悩んでいたが、「了」の問題ではなく、動詞のしかも「文字数」の問題だと!面白い、面白い。これと対比するための例文としては「他离开多长时间了?」というのを考えてみた。意味は変わらないのに、2文字動詞なので「了」はつかない。これらペアの例文を日本語からの瞬間翻訳して練習する。楽しい。

以上褒めました。以下、逆の点。

ただ、講師とゲストのフリートークがなく、和気藹々としたやりとりがないので、先生たちに感情移入できなかった。(これで2年続きでクールな気分だった。中国語の特徴かしら)

この講座を受講した初心者の方は、おそらく理屈ばっかりでつまらないという感想を持つだろう。初心者なら無理もない。しかし、少し先のレベルに進んで「なぜここに了が必要で、こちらには不要なのか、誰か説明してくれー!」という心の叫びが聞こえるようになった人には、とても面白い講座だと思う。そういうわけで入門レベルを脱出したい方にお勧めする。(この講座が再放送される時(たぶん2016年10月期)のために書いておく。)

ちなみに今学期再放送中の小野秀樹先生の講座は、疑似中級編なので、豊嶋先生の講座が身についた人が聞くと役に立つだろう(初心者にはちょっとヘビー)。

小野秀樹先生の講座についての過去記事:14-4月期中国語の感想:入門編ではなく中級編 (14年10月18日)
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by L-monger | 2015-10-15 16:03 | 中国語 | Comments(6)  

Commented by フルーツたぬき at 2015-10-17 07:38 x
こんにちは、まい中感想を拝見してまた出てきました。
レベルアップ時代の大陸君も聞いていたので、懐かしさもあって楽しく聞けた4月期でした。
こうやって同じ登場人物で続けてくれると不思議な愛着が湧いていいですね。
テキスト本の講座説明欄に「文法は中検4級向け」と書かれてたのですが、後半は確実に3級レベルになっていたと思います…楊先生のレベルアップと同じくらいのレベルに感じてました。
Commented by L-monger at 2015-10-17 12:15
フルーツたぬきさん、先日コメントをいただいたのでまい中を早めに書いてみました。大したドラマがなくてもキャラクターの継続性があると感情移入しやすいですよね、たとえ李軼倫先生の声でも(笑)。

私は検定試験に興味ない派なので、レベルを気にしたことはなかったのですが、そうですか、3級くらいでしたか。仮に「まい中」を去年の10月に聞きはじめた方なら、三宅登之先生→豊嶋裕子先生→小野秀樹先生の講座の順に聞けるので、難易度がだんだん上がる感じで良かったのではないかと思います(このスピードでついて行けるかどうかは別にして)。
Commented by L-monger at 2015-10-17 14:57
(るも)たぶん豊嶋先生は説明していないと思うのだが(私は最初の2か月飛ばし聞きしてたので、確実でない)、香港出身という設定の「蔡康健」君って香港的な発音でしゃべってるよね。最初、そり舌音が超弱くて、聞き取りにくかった。ディクテーションで蔡康健君の台詞だけ間違えて書くことが多かった。ところがだんだん分かるようになったから、不思議だ。こういう効果を考えて、違う発音の人を混ぜたのなら素晴らしいね!

「初心者相手に方言の発音の人を混ぜるなんて」とまゆをひそめる人もいるかもしれないが、レッスン内ではスキットの台詞は李軼倫先生などのモデル発音で読みなおされるから初心者でも問題ない。むしろ、初心者のうちから北方系だけでなく南方系の発音にも慣れた方が、後々のために良いのではないかとも思う。だって、実生活で標準発音じゃない人と出会う確率って高いもの。
Commented by hao3chi1 at 2015-10-18 17:20
ご無沙汰してます。久々NHKラジオ講座に戻ってきました。今シーズンは「趣味あるいは道楽」としての語学に徹して、覚えようとか使えるようになろうとか、大それたことは誓わず、聞いてみようかと思っております。まい中とかまいロシとか、続くかどうかは別として、やっぱり語学は楽しいです!
Commented by L-monger at 2015-10-19 14:01
はおさんとは10年前からのお付き合いなので、たまに戻ってきていただけるのを嬉しく思っています。毎日の習慣の一部として何年も聞く語学講座、それもまた良いのではないかと思っています。そのためには進歩とかレベルアップ「しない」方が、長く楽しめますものね(笑)。私の今期のメイン5講座も、楽しめる範囲内でそれぞれ最低限の努力しかしてません。
Commented by L-monger at 2017-04-18 14:47
(るも)これは一昨年2015年の記事だが、どなたか検索でたどり着いた方がいたようだ。ほのかにうれしい。再放送(2016年10月~2017年3月)が終わったばかりだから、感想を確認したいという方がいるのかもしれない。

このように後から読んで楽しむことができるので、他の方のブログでも、「まいにち中国語」や「NHK中国語講座」というキーワードだけでなく、放送年月とサブタイトル、講師名(特に講師名)を付けて感想を書いてください。私もよく検索するのだが、そういう人が少ないのが現状だ。

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