人気ブログランキング | 話題のタグを見る

使い方を覚えにくい中国語の副詞「都」(15年10月31日)

中国語の副詞ってやっかいだ。たとえば「都」っていうのを辞書で引くと10種類くらい意味と用法が出てきたりする(参考:Weblio中日の「都」)。「元は同じだよ」という人がいるかもしれないが、学習途上者はこまかく割らないと理解できない。

この前からやっている中国語の自主学習でも「都」に出会った。下の画像、左が「まいにち中国語」15-4月期(豊島裕子先生)の例文拾い練習で採用したもの、右が「ドラえもん」第3巻(中国語版)の読み取り練習で引っかかったものだ。

使い方を覚えにくい中国語の副詞「都」(15年10月31日)_c0059093_14192446.jpg

「まい中」のこの説明はうすうす知っていたが、言われてみるとなるほどそうだなと思った。語順で言えば、「都」は目的語にかかる場合も、主語にかかる場合もあるということ。前者が内容を尋ねる疑問文限定だから、区別としては分かりやすいかな。

「ドラえもん」は、ひみつ道具「家族合わせケース」でのび太たちが親(と家)を交換したが、のび太はしずかちゃん家に来てみたものの、すごく落ち着かないという話の途中。私が引っかかったのは「冷汗都出来了。」(日本語原文は「ひやあせかいた」)。ここになぜ「都」があるのだろう。

上のWeblio中日辞書で調べてみると6番の「(事態が極端な程度に達していることを強調し)…でさえ,…までも.」ということではないかと思った。「冷や汗まで出てきた」という意味だろう。「连~都」のように虚詞で呼応するものを持たない場合もあるんだねえ。しかしなあ。こんなの自分で使えるような時が来るんだろうか?

by L-monger | 2015-10-31 14:35 | 中国語 | Comments(0)  

<< 6か月分の進度表=サバイバルロ... 15-4月期(再)感想 まいス... >>