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独スト3 - なぜか前期より易しくなる後期=Kompass2(15年11月7日)

「独語Kompass2ストーカー」の3回目だ。中山氏いわく「(ここのところ数回は)文法規則に注目した説明や練習が続いたので、今回は表現に重点を置いてみましょう」。ヲイヲイ。気分転換に表現練習かい。 やめてよね。せっかくアバンギャルドな文法説明を楽しんでいるんだから。

まあ、いいや。じゃ表現の方で指摘させていただこう。職業を尋ねて、答える表現は前期Kompass(以下、Kompass1)の5月(通算2か月目)で以下のような言い方を習った。(以下の画像は見やすいように1ページ飛ばしで合成)
独スト3 - なぜか前期より易しくなる後期=Kompass2(15年11月7日)_c0059093_14144560.jpg

すごいよね。arbeite als...(~として働く)とか、beruflich(職業として)とかの表現を取り上げている。2か月目の学習者には発音するだけでも難しいかも。

これに対して、後期Kompass2の11月(通算8か月目)の今週とりあげた、職業を尋ね、答える表現は以下の画像の通りだ。
独スト3 - なぜか前期より易しくなる後期=Kompass2(15年11月7日)_c0059093_14364812.jpg

おお、Was macht Nocole?(ニコルは何をしていますか?)だけかあ。前期より簡単だ。前期の表現も加えてやれば手ごたえのある、良い復習になったと思うが、難易度は上げず、むしろ下げるんだね。だんだん易しくなるのだとすると、NHK語学講座の歴史の中で革新的なことと言えるかもしれない(言えないよ)。

ひとつ褒めておこう。前回の記事で現在のNHK外国語講座テキストは「学習内容の進度表」がなくてダメと書いたが、Kompass1の目次はちゃんとレッスンタイトル=その日のテーマが書いてあった。今回上記のページもすぐに探し出せたので便利だった。(しかし、Kompass2にはこういう目次がないのは前回書いた通り)

by L-monger | 2015-11-07 14:34 | ドイツ語 | Comments(1)  

Commented by L-monger at 2015-11-08 15:24
(るも)と思ったら、面白い文法説明発見!15課にて「副文 wenn 文」とあり、「副文の先頭には副文の役割を示す標識になる語があります…wennが役割を示す標識になります」という説明なので「ははあ、接続詞という語を使いたくないのだなあ」と思っていたら、翌週16課にて「接続詞を省略した文と文の接続」とあり、「接続詞 dass が略されている」という説明をしている。あれ、これなら最初から接続詞 wenn と言っても良くなかった?

(あと、副文中の語順に影響を与えない「並列の接続詞」(aberなど)と語順に影響を与える「従属の接続詞」(wennやdassなど)の区別があるのだけど、なぜついでに教えないのだろう。そうか!Kompass1修了者はこれは完全にマスター済みと考えるのかあ。)

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