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後期入門編「スペイン語のジム」注目ポイント8つ (15年11月10日)

皆さんに白状すると10月に聞き始めたころは大して評価していなかったのだが(前期みたいに易しすぎるのではないかと感じたので)、最近、後期入門編としても素晴らしい講座ではないかと思えるようになってきた。最初の不明を恥じるばかりだ。以下、8つのポイントを挙げて説明する(前期より1つ多いね→15-4月期(再) 入門編「みんなのスペイン語」私の注目ポイント7つ (15年4月13日))。

★「まいにちスペイン語 入門編」(菅原昭江(すがはらあきえ)先生;スペイン語のジムにようこそ!)

1. 月火水とだんだん難易度があがる(やりがいが増える)
月は常に同じ形のままキーフレーズを言わせ、火は性・数・活用を変えてキーフレーズの自由度を上げ、水は聞き取りや模擬会話で実地に使わせる。

2. スキットのキャラ設定がはっきりしている
引退してもアクティブな高齢男性、結婚を夢見る受付嬢、ハンサムな男性インストラクターなどなど、スキットを練習する際になりきって感情移入しやすい。

3. 講座の進行がスペイン語→日本語なのでリピーターの人は聞き取りができる
講座の進行は、ゲスト2人がまずスペイン語で話し、その後を菅原先生が日本語で言い直す形なので、講座を聞くのが2回目以降の人も退屈しないし、練習になる。

4. リピートは2回以上
15分間講座では講座内のリピート回数が少ないのが現状だ(CD買って自分でやれっていう意図?)。しかしこの講座ではすべてのキーフレーズを2回以上リピートさせてくれ、しかも「~の気持ちで」「テキストを見ないで」など具体的な指示で飽きさせない。サービスが良い。

5. 発音練習はキーフレーズから取り上げる
例えば、Jの発音(喉でホ)はtrabajar という動詞を練習するときにやるなど、その音が頻出するときにやるので、発音の大切さを実感しやすい。(それに対してドイツ語は…)

6. ジムのたとえは心構え
動詞活用など単調な練習を「筋トレ」(つらくても筋肉をつけるには必要な練習)と呼んだり、文化情報的なものをリラックスして吸収するのは「サウナルーム」と呼ぶなど、ジムというたとえで受講生の心構えを誘導している。

7. レッスンの終盤で日→西の瞬訳練習
考えずにぱっと出ないとしゃべれないので、思い出していう練習(正確には、訳す練習ではない)。実用には必須だと思う。

8. ゲスト2人に個人的な体験を話してもらう
大した体験でなくてもイインデス!(こればっかり) ゲストや先生の体験をシェアすることで親しみがわき、講座からドロップアウトしにくくなる。(それに対してフランス語は…)

などなど、聞けば聞くほど工夫している事が分かってくる講座だ。今では、ぜひ6か月目の最後まで聞かなくてはと思っている。


by L-monger | 2015-11-10 14:16 | スペイン語 | Comments(5)  

Commented by ハリボー at 2015-11-11 09:49 x
るもんがさん、私も11月に入っての「スペイン語のジム」、かなりやりごたえがあるな、と感じています。その中での記事、うれしかったです。菅原先生の気概を感じます。名講座の予感ですね。

動詞活用を筋トレと呼ぶのは、名案ですね。
この講座を聴いていると、語学とはなるほどジム通いのようなものだ、とつくづく思います。この舞台設定だからこそがんばれる、というのはありますね。ひょっとして、他講座でもスポーツ系設定がちょくちょく出てくるかもしれませんね!

フランス語後期入門編、毎日喰らいついてやっております。フランスに行って語学講座の申し込みをしたつもりで、自分の名前のスペル(盲点。調べないと言えませんでした…)を言ったりしていると、バーチャルフランス滞在が楽しめて、いい気分です(笑)
Commented by L-monger at 2015-11-11 14:49
ハリボーさん、ありがとうございます。今日のレッスンでは、ワルツの曲をかけて「冠詞+名詞+形容詞」の語順の練習をやっていました(テキストには書いてないので、録音現場での工夫ではないかと思います)。菅原先生、すごい工夫を入れてきますね。

フランス語後期入門編について書かないですみません。私の場合、もはや楽しめるレベルでなく、そうなると内容も物足りなく感じてしまいます。残念。バーチャル気分が楽しめるというのは幸福なことです。がんばってください。
Commented by ラーラ at 2015-11-12 11:41 x
私も「冠詞+名詞+形容詞」の語順の練習、ワルツで練習するのは、ナイスアイデア!!と思いました。菅原昭江先生は本当に入門者に親切で、教え方上手だなあと感激しました!説明がとてもわかりやすいです。その直前のドイツ語が今回も初心者の私には説明がわかりにくくてつまずいていただけに、わかりやすい説明と番組の流れを効果音もふくめて工夫をされているこのスペイン語講座、大好きです!
Commented by L-monger at 2015-11-12 14:57
ラーラさん、ご賛同ありがとうございます。私はスペイン語とドイツ語では心の持ち方を変えてまして、前者は先生の工夫を一つでも多く見つけるように、後者は謎解きを楽しむようにしています(例の必携の本を見て「ああ、そういう見方しているのか」みたいな)。私のような趣味のものには、工夫して分かりやすくなっている講座も、工夫して分かりにくくなっている講座も(失礼)、それぞれに味わいがあってまた楽しいものです。歪んだ好奇心ですね(笑)。
Commented by L-monger at 2015-12-03 10:44
(るも)スペイン語のエバの日本語吹き替えの方のブログ発見→
ameblo.jp/yuko-asa-yuko/entry-12101994216.html

低い声を求められるのって珍しいんだな。日本語の話し方って高い声が多いものね。/スペイン語だと月曜日にしか日本語版出さないから声優さんとしては残念だろうね(受講生には邪魔じゃないから良いんだけど)。もしドイツ語だったら月曜日と火曜日の2回日本語版が流れるのでラッキーだ(受講生には邪魔だが)。

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