語学の小ワザ(5) 新学期が退屈なら回れ右 (16年3月23日)

4月4日になるとNHKラジオ(ネット)外国語講座の入門編は、再び1からの学習に戻る。すでに学習していて再学習する人は、十分知っている文字の読み方や発音まで、また1からやるのかとウンザリしているかもしれない。違う先生は違う教え方をするものなので、一度習った内容でも聞く価値はあるかもしれないが、内容の密度(端的には新規単語のレベルや量)が下がるので退屈なのは間違いない。

ここでひとつ斬新なことを言うが(笑)、新学期の講座を最初から最後まで聞く必要はないのだ。独学する人は自分で学ぶものを自分で選ぶ自由がある。一度お休みして6月か7月くらいから再度聞きはじめたって、誰も文句は言わない。しかし、一つの講座は最初から最後まで欠けることなく聞きたいというコレクター趣味の人もいるかもしれない(日本人に多いかな)。あるいは、自分は一度休むと、もうやらなくなる性格なので中断できないという人もいるだろう。

私が最近ロシア語の講座でやっている方法を紹介しよう。「退屈になったら回れ右」だ。4月からの新講座だけなく、この3月で終わる旧講座を活用する。私はトークマスターで講座の録音を残してあるので、「新講座の第1月(=4月)」(月水金) +「旧講座の第3月(=12月)」(火木土) のように一日おきに聞く(旧講座の第1月、第2月は易しいのでパス)。新講座の最初は退屈なので(失礼)、再生機のスピードを1.2倍~1.5倍に加速して聞く。慣れれば内容を聞き取る不便はなく、また、早い外国語を聞く練習にもなる。このようにして聞けば、新講座の新鮮さと旧講座のやや難しい内容を両方楽しむことができ、ほとんど退屈することはない。場合によっては、旧講座の不明だった部分が新講座の説明で急に分かることもあり、その逆もある。

この場合、「旧講座」が難しければ、たとえば月曜に聞いたものを水曜にもう一度聞くなど、繰り返して聞くこともある。そうすると「旧講座」の進行スピードが「新講座」より遅くなるが、もう終わっている講座だ。4か月分を6か月かけて学習しても一向に構わない(加えてパスした2か月の余裕もある)。ゆっくりと例文を拾い、繰り返し和→露の想起練習をし、最初のときにできなかった100%習得を目指す(ウソ(笑)。どうせ忘れるので8割ぐらい言えれば良しとする)。

私はスローラーニングが趣味なので、こうしている。皆さんは自分の性格に合わせていろいろ工夫してみてほしい。

(退屈ならと書いたが、逆に学期途中で「難しければ回れ右」も可能だ)
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by L-monger | 2016-03-23 17:40 | 学習法 | Comments(4)  

Commented by とど at 2016-03-24 19:50 x
 こんばんわ、とどです。記事を拝読させていただきました。
 入門編は毎年新規受講生のためもあるので、約1カ月程基礎の基礎を放送するのは仕方がないですね。しかし、過去には「まいにちドイツ語」の再構成の「謎の女」では、ナレーション部分が入門レベル関係なしにドイツ語で記載があり、当時初心者だった私は「え!」と驚いたことがありました(放送では初心者はナレーション部分がわからなくて良いです…と言っていましたが)。16年度の「まいにちフランス語」はスタートから切り口が違うので1から始めても良いかなぁと思っています。
 ついでに、私が入門編を学ぶ場合、わかっている放送分は聞き流すことにしています。面白いのであれば何度も聞き流す。多聴ではありませんが耳は慣れてきます(「まいにちイタリア語」の「ローマへ行こう」のときはほとんどイタリア語トーク番組感覚で何度も聞き流していました…BGMかな?)。繰り返しゆっくり派なので、そのような学習法です(学習方法の1つですが…)。ただ、文を書くとなるとなかなか…。
Commented by L-monger at 2016-03-25 15:33
とどさん、こんにちは。独語「謎の女」は私は未聴ですが、ネットを見る限り、ミステリー仕立てで面白いという評判ですね。聞いて/読んでみたいです。今度の仏語もそのようになるのでしょうか。

この3月で終わる「スペイン語のジムへようこそ」もレッスンの進行中にゲストの人が西語でたくさんしゃべっています。もし受講生が1年後の再放送までに聞き取り力がアップしていれば、2回聞いても楽しめるという作りかなあと思いました。大木先生の仏語は講座の進行の台詞だけでフリートークを模した部分が少ないのが残念でした。独語はゲストの人が例文読み以外は、日本語オンリーしかしゃべらないので(!)再放送を聞く気がおきないかもと思います。一度しか聞かないわけはないので(え、違うの?)、いくらかの謎(外国語の)は作っておいてほしいですね(笑) 。
Commented by とど at 2016-03-25 16:50 x
 こんにちわ。コメントを拝読させていただきました。
 15年度の講座ではドイツ語とフランス語は聞き流すには苦しいかなぁと思います。るもんがさんのコメントのとおりで、フリートークを模した台本が少なかったり、ゲストが日本語で台本どおりに解説したりでは1回で十分です…という感じでしょうか(そもそも15年度後期の仏・独は第1週を聴いてやめました!)。やはり、聞き流すにも「この講座は良い!」と感じるものでないと繰り返し聴くには厳しいですね。
 スペイン語とイタリア語は意外と母語で普通に会話していたり、日本語で紹介していたりと昔からのスタイル(?)ですので、再放送のことを考慮しているかもしれませんし、歴史的に後発番組ですので言語圏の雰囲気を伝えたいという演出もあるのかもしれませんね(そもそも台本にはお題だけしか書いていないと感じるくらいのフリートークですし…)。
 16年度のフランス語ですが、「謎の女」ほどではないかなぁと感じます(今のところ)。「謎の女」はドイツ語講座に製作された25週連続ミステリー物で、再構成で24週編成になってもスキットはおそらくほぼカットせず構成した力作でした。登場人物も個性的でファンもいたようで、本当に講師が書いたのか?…という言った人もいたとかいないとか…。
 ただ、16年度のフランス語も斬新ですよ!楽しみです!(仏語PRではないですが…。)
Commented by L-monger at 2016-03-28 14:14
とどさん、コメントありがとうございます。
私は仏・独の15年度後期入門を最後までながし聞きしましたが、結局最初の印象から変化はなかったので1週目でやめてよかったかもしれません(しかしどんな講座か把握したいという欲が強くて…)。

伊・西のフリートークが多い作り方は、NHK講座の歴史的に後発で仏・独に追いつく必要があり、かつ、疑似1年講座としてはそれらより先発なので作り慣れているのかもしれません。菅原先生(西)がポンポン日本語訳を付けるので台本はあるんだろうと思いましたが。

「謎の女」(独)が24週編成になってもスキットはおそらくほぼノーカットとはすごいですね。カット作業をした人(先生を含む)は大変だったろうと思いますが、すごく熱意を感じます。

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