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瞬訳練習に使う「中間言語」的な日本語(16年7月5日)

自主学習=マンガ練習(笑)の時、瞬訳練習(日→外)ではきれいな日本語は向かない。日本語を翻訳する練習ではなく、外国語を思い出すための練習だからだ。私は目標の外国語の語順を理解するために、外国語の語順通りで直訳に近い日本語をある種の「中間言語」として使っている。(ボイスレコーダーで自分で吹き込んでいる。)

≪フランス語の場合≫
元は英語からフランス語でやっていたが、語系が近すぎて思い出すヒントにならず(そのままという場合もある)、脳に負荷がかからないので今は日本語でやっている。

1. とにかく、~しなくては、連絡する(P)、警察に、この事件のことを。
→ Avant tout, il faut prévenir la police de cette affaire.
2. 彼は、打ち込んだ(P)、(1つ)杭を、地面に
→ Il a planté un piquet das le sol.

≪中国語の場合≫
方向補語、結果補語など西洋言語と違う特殊な仕掛けがあるので、直訳の日本語を付けるのがときどき難しい。また把構文のときなど助動詞は日本語で挟みにくいので、最近、英語も混ぜだした(オール英語は昔やって、うまく行かなかった)。

3. 鳥が飛びあがった、空高く。
→ 鸟儿飞上高天了。
4. ないわけないだろ(どうして、ありうるか、ないこと)(ジャイアン)
→ 怎么会没有。
5. まず、must、把、雨漏りする屋根を、直す(XH)。(のび太のパパ)
→ 先得把漏雨的屋顶修好。

外国語学習仲間のみなさんに、何かの参考になれば幸いである。

by L-monger | 2016-07-05 14:46 | 学習法 | Comments(2)  

Commented by L-monger at 2016-07-07 14:05
(るも)≪ドイツ語の場合≫ 分離動詞において前綴りが分離した時、あるいは現在完了形の助動詞のhabenやseinを「中間言語」的日本語でどう表現するか、あるいは英語にしてしまうか、まだ試行錯誤中だ。

6. 彼女は良く見ている、映画(複数)を、とても正確に、「前綴り」。
→ Sie sieht Filme sehr genau an.
7. 僕は下りる、ここで、out。
Ich steige hier aus.
8. その救急車は、be、すぐに来ました。
Der Krankenwagen ist gleich gekommen.
Commented by L-monger at 2016-07-09 14:59
(るも)≪ロシア語の場合≫
格変化があるのは日本語の格助詞でカバーできる。日本語でしない区別をするときに、ちょっと足したりする。以下の9と10は「歩いて」か「乗って」の区別を日本語に加えてみた。11の「手伝う」は日本語だと「お父さんを手伝う」だけど、ロシア語のこの動詞の目的語が与格(~に)であるのを忘れないように「お父さんに助けをする」みたいな妙な言い方をわざとしている。(ここが楽しい所よ!)

9. 私は、歩き行くところです、学校へ。
→ Я иду в школу.
10. 私は、乗り行くところです、図書館へ。
→ Я еду в библиотеку.
11. 彼は助けをしています、お父さんに。
→ Он помогает отцу

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