新しい仏語コナン-30 第1の事件完了 ゆっくりだけど楽しい (16年10月15日)
仏語版「名探偵コナン 第30巻」を開始して、その第1の事件の学習が完了した。作者・青山剛昌さまと翻訳者M. Thibaud Desbiefさま、ありがとうございます!
以下は表紙と扉絵の1つだ 新しい巻の第1の事件も、連載3話分。今回は3月頭~10月中旬の約7か月にわたって学習した。長くかかったのは、親戚のお葬式があって遠出したり、その前後が仕事が忙しくなり、心理的にやる気が落ちていたせいだ。
1回の例文15個×全部で15回=225個ぐらいを覚えたかな(忘れるので循環再復習している)。
以下に例としてページの一部をあげる。
前にも書いたように、この話は中国語版で一度やっているので、あらすじは知っていたが、表現法が全然ちがうので(当たり前)、退屈はしなかった。むしろ「へえ、そんな言い方するのか」という驚きの方が多かった。
上の例で面白かったのは、左ページまん中で美和子が言っている以下の表現。
Dépêche-toi de trouver un garçon qui en vaille la peine.
何と言っているか、わかるだろうか?ほら女友達がよく言うやつですよ。
正解(というか原作の日本語)「早くちゃんとした男、見つけなさいよ」
なぜこうなるか分かるかな?私は少し頭をひねった。例えば、
Il vaut la peine de lire ce livre.
(この本は読む(労力に見合うだけの)価値がある)
の動詞valoirの表現を使っているんだな。vaille と変わるとチト分かりにくい。
それにしても、辞書(私はプチロワ)を引くと活用形もイディオムもちゃんとわかるから、動詞さえ見つけられれば、中国語よりもずっと簡単だ。だれだ、中国語の文法が簡単だと言っている奴!(Tu parles de la simplicité de la grammaire chinoise!)=第2話のセリフパクリ
以下は表紙と扉絵の1つだ
1回の例文15個×全部で15回=225個ぐらいを覚えたかな(忘れるので循環再復習している)。
以下に例としてページの一部をあげる。
上の例で面白かったのは、左ページまん中で美和子が言っている以下の表現。
Dépêche-toi de trouver un garçon qui en vaille la peine.
何と言っているか、わかるだろうか?ほら女友達がよく言うやつですよ。
正解(というか原作の日本語)「早くちゃんとした男、見つけなさいよ」
なぜこうなるか分かるかな?私は少し頭をひねった。例えば、
Il vaut la peine de lire ce livre.
(この本は読む(労力に見合うだけの)価値がある)
の動詞valoirの表現を使っているんだな。vaille と変わるとチト分かりにくい。
それにしても、辞書(私はプチロワ)を引くと活用形もイディオムもちゃんとわかるから、動詞さえ見つけられれば、中国語よりもずっと簡単だ。だれだ、中国語の文法が簡単だと言っている奴!(Tu parles de la simplicité de la grammaire chinoise!)=第2話のセリフパクリ
by L-monger | 2016-10-15 21:43 | フランス語 | Comments(1)
Commented
by
L-monger at 2016-10-17 17:29
(るも)誤訳かなーとも思うが、ストーリーを分かりやすくするためかもしれない。
右ページ下隅のコマで
Quoi? Qu'est-ce qui t'arrive?
Je suis ta superieure hierarchique, il est normal que je m'informe de ce genre de chose.
とある。
この「ta superieure hierarchique」「あなたの階級上の上官として」とあるが、美和子と交通課の由美は課が違うのでちょっと無理がある。原作は(本が手元になくうろ覚えだが)「(高木君の)同じ課の先輩として」みたいに書いてあったと思う。はっきりと高木の名前が出てこないために、外国人の読者や訳者には難しいのかもしれない。中国語版でもこのフランス語版語と同じに訳してあった。
右ページ下隅のコマで
Quoi? Qu'est-ce qui t'arrive?
Je suis ta superieure hierarchique, il est normal que je m'informe de ce genre de chose.
とある。
この「ta superieure hierarchique」「あなたの階級上の上官として」とあるが、美和子と交通課の由美は課が違うのでちょっと無理がある。原作は(本が手元になくうろ覚えだが)「(高木君の)同じ課の先輩として」みたいに書いてあったと思う。はっきりと高木の名前が出てこないために、外国人の読者や訳者には難しいのかもしれない。中国語版でもこのフランス語版語と同じに訳してあった。
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