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ロシア語学習のご褒美:セルビア語も楽し(18年2月24日)

このブログをいつも読んでくれる方々はご存じと思うが、私の学習する外国語は語族とか語派がバラバラである。フランス語、中国語、ロシア語、ドイツ語は、それぞれロマンス語、シナ・チベット語、スラヴ語、ゲルマン語に属する。だから一つの外国語で覚えた単語が、他の外国語でも使えるという幸運に浴することはほとんどない。(英語とフランス語経由で輸入したものは多少あるけど、高級語彙が多いから、日常の単語としてはなかなか…)。

ところが先日、図書館に行き「エクスプレス セルビア語・クロアチア語」という本を見つけ(ニューエクスプレスじゃない方)、挿絵があまりに可愛いので(!)おもわず借りてしまった。歴史的な事情からこの言語はラテン文字(英語など)とキリル文字(ロシア語など)の2通りで書かれるそうだが、この本はメインとしてラテン文字で書いてある(キリル文字版は巻末にある)。以下、サンプルページ。

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ロシア語を学習している方は、これを見て「おおっ!」と思うのではないだろうか。フリガナの方で書くが「ヨーッツァ・ウーチ・ヤパンスキ」(ヨーッツァは日本語を勉強しています)なんてロシア語そっくりだ。「Он учится」とか「японский язык」を思い出すだろう。まあ、格変化は違うけど。「オナ・ムノーゴ・チータ」(彼女はたくさん読書する)なんてのもそうだ。

興味のある方のために、この課の文法解説のぺージも載せておく。ロシア語と異なり、疑問文にするための語句があったりして面白い。(ロシア語にもあるが、使わないのが普通)

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こういうのが学習のご褒美なんだろうなあ。フランス語を学習しているなら、イタリア語とかスペイン語。中国語を勉強しているなら、広東語。ドイツ語を勉強しているなら、北欧の諸言語。それらを勉強するとそんなに苦労せずに「おおっ!分かる、分かる!」って経験ができるんだろう。しかも細かい部分では異なっているので、それも面白い。物好きな方はお試しあれ。

まあ、私は楽をしようと思っているわけではないので、あいかわらず1語族1語主義で行くけど。その方がなかなか身につかなくて、楽しむ期間を長くできる(笑)。


by L-monger | 2018-02-24 22:27 | ロシア語 | Comments(0)  

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