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語尾サバク(7月21日)

* Secrets of Learning a Foreign Language(外国語学習の秘訣)
- No End to Endings (語尾変化に終わりはない)

Learn in Your Car: French のおまけ、「外国語学習の秘訣(私のタイトル訳)」を聞いています。今日聞いた話は、言語には名詞の語尾変化が大きいものがあるという話。(いや正確には格変化ですね)

英語は「語順命」だそうで、The dog bites the cat. (犬が猫を咬む)はdog とcat をひっくりかえすと意味が逆になってしまいます(The cat bites the dog.)。

ところがロシア語やトルコ語では、名詞の語尾で主語や目的語を表わすので(格変化)、ひっくりかえしても意味が逆にならないとか。日本人にはよく分かる話ですね。「犬が猫をかむ」と「猫を犬がかむ」は意味に変化はありません(これは助詞の働きなので、格変化ではないけれど)。

こういうことになったのも、昔は英語にあった格変化を止めてしまったからだといいます。だからアメリカ人にとっては、格変化がある外国語は不得意らしいです。しかし、名詞の格変化はなくても、代名詞の格変化はまだ残っている(he と him とか she と herとか)ので、たとえば格変化を全く使わない中国人にしてみれば、英語は面倒くさいということになるとか。

ちなみに、英語、フランス語、中国語などは名詞の格変化がほとんどない(全くない)言葉だといってました。なんだ。私が習っているのは楽な言葉ばっかりか(笑)。

ウソです。楽あれば苦あり。格変化がない分、他でカバーしているのですよね。語順が固定しているというのも、かえって難しい部分もあるかも。

参考:ウィキペディア「格変化」

[今日の学習]
皿洗い学習: 80分 机での学習: 20分
- NHKラジオ中国語講座応用編第5課 / NHK新中国語入門35課
- Learn in Your Car: French Lessons 50-55

by L-monger | 2006-07-22 00:40 | ひとこと日記 | Comments(2)  

Commented by azur at 2006-07-22 19:05 x
格変化にジンマシン反応なazurです。というのも今ラテン語に苦しんでいるからです。ラテン語は最終的には語順がどうなっても通じてしまうほど全てが格変化!もうそんなに変化するなよって言いたくなるほど変幻自在で腹が立つ(←覚えきれないので)。私の最近のアイディアですが、義務教育で英語の前にラテン語をやらせれば、後々英語が簡単に思えるのではないでしょうか・・・なーんて。
Commented by L-monger at 2006-07-23 00:59
azurさん、テストで最後に残ったのがラテン語なのですか?お疲れ様です。終わったら、好きなことができますよ!とはげましてみます。
ラテン語といわず、フランス語でもスペイン語でもドイツ語でも最初にちょっとやると、英語がいかに楽か分かるでしょうね。でも教えられる先生がいないのか...。azurさん、どうぞ!

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