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エンドウ係数(12月2日)

「中国語のエッセンス」、続きます。でも今回は中国語から始めて、フランス語で終わりますけど。

遠藤先生が、外国語教育のよしあしを図る簡単明瞭な指標として、「エンドウ係数」というものを提唱していらっしゃいます(もちろん、名前はエンゲル係数のもじり)。それは、1回の授業時間に占める1人の学習者あたりの口頭練習の時間の比率であり、それが高ければ高いほどよい外国語教育だ、ということだそうです。

ラジオ講座も20分間の時間内に自分がどれぐらい発音する時間が何分ぐらいあったか計れば、簡単に分かる。ご自分の応用編担当だったときは、50%ぐらいだったろうとおっしゃってます。

この指標は質を無視して、量だけを問題にしているようですが、質と量は密接な関係がある。口頭練習をあまりしない授業というのは、外国語というのは頭で理解するものだという考えから来るものです、だそうです。

ここまで読んで、ふと思いつきました。今のラジオフランス語講座入門編 by 立花英裕大教授は非常にエンドウ係数が低いですね。ずーと解説してて、ちょこっと練習、そしてフリートーク。(今週のレッスンではあろうことか、解説の途中でフリートークを始めてました!)

これでは何も頭に残らないので、自分でエンドウ係数を上げることにしました。練習音声を自分で作って(日本語→フランス語の練習)。すると気が付いたのですが、テキスト本文も練習問題も掘り下げればけっこうおいしいポイントが含まれているんです。(先生様は解説しないけど。)例えば、C'est un Japonais qui parle bien francais. での副詞bienの位置とか。ひょっとして他の人(お弟子さん)が書いているのかな?

学校に通っている皆さんは、エンドウ係数の高いレッスン受けてますか?

[今日の学習]
- 中国語実習コース + ラジオ入門編(遠藤)
- Improve Your French + ラジオ入門編(立花)

by L-monger | 2006-12-03 00:46 | ひとこと日記 | Comments(3)  

Commented by はちゃぷ at 2006-12-03 22:10 x
こんにちは!やはり、立花先生はエンドウ係数が低いのですか。前期では、発音するために、ゆっくり読んでくださる部分があったので、そこで書き取りをしながら発音したりしていたのですが、今期はトークマスターを止めないと書き取れません・・・。ブツブツ発音するのも、独りの場合テレがあってなかなか難しいです。でも、あの立花先生のおしゃべりタイムは私には「へえ!」が多く楽しんでいます。
Commented by L-monger at 2006-12-04 00:37
はちゃぷさん、立花先生はタチバナ係数が高いです。
せめて発音ポーズぐらいは入れたいですね。ポーズをカットしないと、トークの時間が足らないのでしょうか。

今回自分で10分間ぐらい自己練習してから講座を聞くことにしたら(例によって1.5倍速)、発音の機会はほとんどなくても、腹が立たなくなりました。まあ常識的ですが、知っておいたことが良いことを言ってるなと思いました。

(でも重箱の隅関係のものも多いですが。それから、Je ne sais comment dire. みたいにpasがつかない、変則的なものはまだ初心者に与えほうが良いのになと思ったりします。)
Commented by Tachibana at 2008-03-14 02:07 x
今頃、コメントするのもどうかと思いますが、この講座のテキストは私がすべて書いていますよ。物語の設定も写真も、セリフも練習問題もすべてです。今回の講座は、大学で習ったフランス語では、パリに行っても使い物にならなかった私自身の経験を出発点にしています。ですから、すぐ使える表現がふんだんに取り込まれています。たとえば、Bonjourをどんなときに言えばいいのとか、C'estを使うと、実はうまく話せるようになるのだとか。普通の本には書いていないことを書いています。発音するためのポーズが少なかったのはすみませんでした。番組編集上の理由もあります。練習問題は、是非、別売のCDを使ってやってみてください。緻密に作られているので、やればやるほど味が出てくるはずです。もちろん、至らなかったところも多々あります。あえてスタイルを変えた講座だったと理解していただければ幸いです。コメントにあるbien も、そこに入れることが大事なので、意識して入れています。丸暗記していただきたいのです。でも、そんなところに気がついていただいてありがとうございました。

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