現在、まいにち中国語(郭春貴先生)やアンコールフランス語講座(六鹿豊先生)を中心として語学を楽しんでおりますが、本来、私の専門は英語です。他の外国語に浮気ばかりしていて良いのだろうかと時々思っていました。
とはいえ、曲がりなりにもプロ翻訳者ですので、NHKの英語講座では物足りないのも事実です。そこで、過去3ヶ月フランス語でやってうまく行った「CNG読書法」を使って、英語を語学学習として楽しんでみようと思いました。
フランス語では柔らかい内容の小説を楽しみましたが、英語では(レベルに余裕があることもあり)すこしカタイ内容の本をやってみようと思い、1ヶ月ほどいろいろ捜してみて、これに決めました→
「英日対訳 日本現代史(Contemporary Japanese History: since 1945)」(IBCパブリッシング)です。高校の歴史の時間などでは軽く扱われてしまう、日本の戦後史を英語で読もうという本です。
原文の英語と日本語訳が対訳になっているので、日本語の言い方が英語ではこんな表現になるのかという面白さがあります。著者 James M. Vardaman さんはまるで教科書のような(笑)中立的な記述をこころがけていらっしゃるようです。ちょっと一部を引用しますと(P.44):
Third, SCAP implemented rural land reforms. At the end of the war, almost half of Japan's population still resided in agricultural villages, and rural poverty remained a serious economic and social problem. Even before the war, the Japanese government had proposed land reforms but had never been able to implement them.
(第3に、GHQは農地改革を実施しました。終戦当時、総人口の約半分が依然として農村に居住しており、農村部の貧困は深刻な経済的、社会的問題でした。戦前にも日本政府が農地改革を提起しましたが、実現できませんでした。)
これを日本語訳、英語原文の順番で自主学習音声ファイルに吹き込み、日本語を聞いて英語を思い出す「遊び」をやっています。センテンスが長いので、日本語を不完全な、英語の順番に近い言い方にして、まるで同時通訳の日本語みたいにしています。こんな調子で:
第3にGHQは実施した、農地改革を。
Third, SCAP implemented rural land reforms.
終戦当時、日本の人口の約半分が依然として居住していた、農村に。
At the end of the war, almost half of Japan's population still resided in agricultural villages,
そして農村部の貧困は深刻な経済的、社会的問題だった。
and rural poverty remained a serious economic and social problem.
戦前にも日本政府が提起したことがあった、農地改革を。
Even before the war, the Japanese government had proposed land reforms
しかし実現できなかった。
but had never been able to implement them.
単語自体はそんなに難しいと思わないのですが、やはり英語独特の表現が出てきますので、わりあい手強いです。考えてみたら、フランス語でやったときは英語→フランス語に訳す練習だったので、文構造が似ていてラクだったのですが、日本語と英語のギャップはやはりそれよりも大きなようです(いまさら)。
さて以上のやり方で原文4P(日本語訳と合わせて8P)に付き1P(日本語訳と合わせて2P)を、週2回、精読&口頭練習しています。第1部日本現代史は計172ぺーじなので、11週で終わる計算ですがたぶん4ヶ月くらいかな(笑)。
実を言えば高校時代、日本史は不得意科目だったので、ちょっとリベンジという部分もあります。
中国語やフランス語、ロシア語、イタリア語学習仲間の皆さんで、英語も学習しているかたはいらっしゃるのでしょうか?