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先生による「几」と「多少」の説明の違い(7月29日)

駆け込みで、7月の欄にもう一記事追加(笑)。

古川裕先生の「中国語の文法スーパーマニュアル」に気になる記述を発見。

(引用開始)
"几 ji3"と"多少 duo1shao"の使い分けは、答えになる数が想像の範囲内にあるか、それとも想像を超える大きな数であるかどうかによります。ひどいテキストになると、ひとケタなら"几"、10以上の数なら"多少"を使うなんて説明してありますが、アテになりません。だって"今天几月几号?今天十二月三十一号。"っていうやり取りを見ればすぐにわかりますね。12月の12も31日の31も2ケタの数ですよね。子供の年齢はおよそ想像がつくので"你几岁?"で聞き、大人の年齢なら"您多大?"となるのも同じ理屈です。
(引用終わり)

ふふふ。急いで昔のテキスト群を見返してみました。私の好きな喜多山先生のも、遠藤先生のも、今の郭春貴先生も、みんな「ひどいテキスト」です(笑)。

さすがに、2008年10月~のまいにち中国語「ちがいのわかる6ヶ月」の小野先生は(12月号参照)、"几"を分類して
(引用開始)
基数の場合:0~9までを問います(答えが一ケタと予測して使います)。
序数の場合:上限が分かっていれば、ケタ数は関係ありません。(例=你住在几号房间?何号室に泊まっていますか?)
(引用終わり)
として、分類により矛盾を回避しています。

でも一番徹底していたのは、私が2004年10月に聞いたNHKラジオ中国語講座「メロディーで覚える中国語」の榎本英雄先生。
(引用開始)
 "几":10以下の数量を予測して問う時、また日付・時刻・序数などを問う時に、常に助数詞や単位を示すような語とともに使う。助数詞はそれに適ったものを使う。
  几个人? 何人のひと?
  几张邮票? 何枚の切手?
  几瓶啤酒? 何本のビール?
  几岁?  何歳?(子どもに対して使う)
"多少":単独でも使え、助数詞を使わず名詞の前に直接置くことができる。日付・時刻・序数などには使えず、一桁の数量を慣用とするものも原則として使われない。
  多少人? どのくらいの人?
  多少东西? どのくらいの品物?
  多少时间? どのくらいの時間?
(引用終わり)

うわー徹底した説明。分類のキモは(1)予測される答えが10より上か下か+(2)日付・時刻・序数などかどうか、ですね。さすがにステップ7では例で網羅していませんが。榎本先生、あとで読み返して欲しいというのか、どれも初心者が消化不良を起こさないか心配なくらい詳しいです。

これがステップ7(始まって2週間目)に書いてあるんだからなー。でもすっかり忘れてましたけど。見返すことができて、古川先生にも感謝すべきかも。
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by L-monger | 2009-07-30 01:25 | 中国語 | Comments(9)  

フランス語のCNG読書法、ゴール前で回れ右(7月24日)

「まいにちフランス語」や「アンコールフランス語講座」と平行で読んだり練習したりしている「Kamo l'agence Babel」ですが、あと1回やればゴールです。でも、前の方の自己練習テープを聴いてみると、25%ぐらいは単語が思い出せないのが分かりました。

前回のお針子さんの本で分かったのですが、終わらせてしまうとモチベーションがダウンするので、ここは一計を案じ、1回だけ残して回れ右、最初からの復習をすることにしました。策士です(笑)。

全部で20回分あるので、1週間に5~7回分ずつ終わらせて3~4週間で終わらせたいところですが、なんと今週は4回分しかできなかった。皮算用どおりに行かないモノで。

練習ファイルを聞き直しつつ、しっかり覚えていない単語を洗い出しています。(この作業自体はそれなりに面白いです。大部分は覚えているわけですし。)どうやら音像がクリアに感じない単語は忘れるのが早いようなので、せめて辞書から異なるいくつかの意味を拾い、記憶に引っかかるようにしました。以下に一例を挙げます。

la toile de coton (綿布)、la toile de Van Gogh (ゴッホの絵)
un bond de 3 mètre (3メートルのジャンプ)、faire un faux bond (イレギュラーバウンドする)
Il a avalé un verre d'eau (彼はコップ一杯の水を飲み干した)、avaler un comprime (錠剤をのむ)
Tu t'es fait couper les cheveux? (髪切った?)、Elle s'est fait virer. (彼女は首になった)、Elle a viré sur sa droite. (彼女は右折した)
conserver des légumes (野菜を保存する)、Elle n'a pas conservé son boulot. (彼女は仕事を失った=持ち続けなかった)

ところで、「アンコールフランス語講座 入門編」(六鹿豊先生)はイディオムがた~くさん出てきますね。
Ce n'est pas la peine de vous énerver. (そんなにいらつくことはないでしょ。)(ステップ62)
Je pense qu'ils font de leur mieux. (連中は一生懸命やってるんだと思うよ。)(ステップ63)
C'est pas vrai! (そんなばかな。)(ステップ64)
こういうのが日本語からさっとフランス語にできると気持ちいいのですが、なかなかそうはいきません。

皆さんはどのぐらい前の復習をしますか?今進行中のレッスンと両立させるのによいアイデアはありますか?私はノートを作って音読や音訳でやり直すのがよいと分かっていても、見直す時間自体なかったりします。
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by L-monger | 2009-07-25 01:15 | フランス語 | Comments(18)  

まいにち中国語のひとくち感想(7月18日)

まとめる時間と気力がないので、「ひとくち感想」の形で書いてみます。

☆ まいにち中国語 楽しい会話入門 (郭春貴先生)

・7月6日(月)第66課 きょうのポイント - 2
「あなたの中国語はどうですか」「彼のバスケットボールはどうですか」はわざと動詞を省いてますね。「你汉语说得怎么样?」などにするためには動詞を自分で考えなさいという意味でしょうか。

・7月8日(水)第68課 きょうのポイント - 1
テキストを見ずに聞いていたら「对他来说,现在最重要的是钱。」の最後が「时间」に聞こえました。shi4 qian2 とshi2 jian1の区別くらいしろって。

・7月9日(木)第69課
「少しずつ練習したら、長い会話を聞き取れるようになりますよ」と郭春貴先生がおっしゃいました。それでセンテンス3つもあるのに、まとめて練習させるのですね。私は記憶がついていかないです(笑)。

・7月10日(金)第70課
「どうですか?難しいという声が聞こえてきましたよ。でも大丈夫」と郭春貴先生がおっしゃいました。生徒の立場からすると、はじめは何でも難しく思えるものです。その気持ちに寄り添う先生は立派だなあ。

・7月13日(月)第71課
今週のテーマは「中国語の勉強」。勉強しているという話をネイティブの人とすると必ず出くわす表現「発音が難しい」「どうやって、勉強してますか」「ラジオ講座で勉強しています」など便利な表現ですね。フランス語や他の外国語でも取り上げたらよいのに。

・7月14日(火)第72課
「哪里哪里」(いいえ/とんでもない)の発音は、ピンインでは「na3li na3li」ですが、実際には「na2li na2li」ですよね?なんで言ってくれないのでしょう?
「日本と同じく謙虚を尊ぶ文化」というのは重要な指摘ですね。たとえ、タテマエに過ぎなくても。

・7月15日(水)第73課
「已经学了一年了。」(もう1年勉強しています。)英語なら「How long have you been studying Chinese? For one year now.」と動詞を省いたりするのですが、「学了」を繰り返すのは前置詞「For」の代わりみたいなものかな。(ぐぐったら省けるみたいですけど)

・7月17日(金)第75課
「今週の文化コーナー」で二人がゆーっくり中国語で話して聞き取らせるのは、良い練習です。どんな機会もとらえて中国語の学習につなげるのはさすがだなあ。(文化コーナーというと外国語学習から離れて情報提供だけになってしまう講座が多いです。)
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by L-monger | 2009-07-19 00:49 | NHK語学講座 | Comments(2)  

中国語のスーパー文法(7月13日)

英語をはじめとする西洋言語を30年以上も学んだり使ったりしていると、比較するのは愚かと分かっていても、中国語の文法(あるいはその欠落)に納得のいかないものを感じます。(かえって西洋言語の呪縛を受けてない日本人の方がわりと平気なのかもしれません。)

たとえば、「你去我也去。」(君が行くなら僕も行く)。コラコラ、どこに仮定の文構造が存在しているんだ?英語なら If you go, I will go, too.とか、フランス語なら Si tu y vas, j'y vais aussi.のように、ちゃんと仮定の接続詞を入れないと怒られるぞ! これは絶対に省いちゃいけないんだ。……とつい思ってしまうのです。

たぶん日本での中国語教育は、日本語が融通無碍なのを良いことに、あまり細かいことは言わないことにしているのでしょうね。必要ない人が多いし。しかし、私のような「西洋文法病」の人はどこで治してもらえばよいのでしょう。

と4年間ずっと思っていたら、なかなか良い本が見つかりました。「中国語の文法スーパーマニュアル」(アルク、古川裕先生)です。そう、去年の小池栄子さんが出ていた「テレビで中国語」の先生。イメージで理解する中国語って面白いな~とずっと思って見ていたのです。この本は、「中国語ジャーナル」の連載をまとめたものらしいです。

ここに書かれているのは普通の中国語文法ではなく「スーパー文法」、つまり、かなり深~い部分からの考察に基づいた説明です。例えば、キャッチフレーズ=「英語の常識は中国語の非常識」。そしてそのルールは(1)主語は名詞に限らない、(2)述語は動詞に限らない、ということだそうです。ちょっと例を挙げると:

形容詞が主語の文=「冷和热我都喜欢。」(冷たいのも熱いのも僕は好きです。)
(私の参考英文=I like it both cold and hot.)

主述構造が主語の文=「身体好很重要。」(体が丈夫なのが重要だ。)
(私の参考英文=It is important to be in good health.)

動目構造が主語の文=「抽烟对身体不好。」(たばこを吸うのは体に悪い。)
(私の参考英文=Smoking cigarettes is not good for your health.)

なるほど~!中国語では適当に単語を並べているのではなく、そもそも主語になる資格があるのですね。そうと分かれば何も悩みはありません。もう早く言ってくれれば良かったのに~。

(中国語に比べて、英語は主語や目的語が必ず名詞でなければならないというルールを守って、仮の代名詞 it やTo不定詞、動名詞などをつかって涙ぐましい(笑)努力をしていますね。)

この本には他にも「トコロ(空間)からトキ(時間)へのワープ」とか「ボイスと前置詞構文」とかオモロイ話があるのですが、じっくり味読しないと頭に入らないので、夜寝る前にぼちぼち読んでいます。また何か発見があったら書きます。

皆さんが読んで面白かった文法の本があったら(中国語でもフランス語でも何語でも)、教えてください。理由も書いていただけるとなお幸い。
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by L-monger | 2009-07-14 01:12 | 中国語 | Comments(4)  

フランス語でいろいろ発見(7月6日)

現在CNG読書法で読んでいる「Kamo l'agence Babel」(邦題:カモ少年と謎のペンフレンド)は、あと4回=2週間ぐらいで終わりそうな案配です(う~終わるのがもったいない)。少し悩みというか、課題なのが、時制の問題。ダニエル・ペナックさん、なぜか半過去形がお好きなようで、単純過去形と併用することで、時間の流れが行ったり戻ったりします。当然、仮定の話もするので条件法もあるし、Il faut で良く出てくる接続法とかも。

ちょうど良いことに、ラジオ講座が半過去形などを取り上げてくれています。「まいにちフランス語」(小野潮先生)の講座で複合過去+半過去の例文が出てきたので、先週は復習ファイルを作って口頭練習をしてみてました。時制の練習はつまらないことが多いですが、「ペナックさんの文章を乗り越えるため!」と思うと楽しいです。

それから「アンコールフランス語講座」(六鹿豊先生)は、あいかわらず月曜日にディクテをやってますが、生きの良い表現が多くて、分からない時があり面白いです。今週のスキットで間違ったのを書き出してみます。下線部が間違いです。意味が分からなかったので、とりあえず発音が同じと思える単語を書いてあります。正しい答えは何でしょう(笑)。(答えは文末に)

(X) Tu sais, j'ai réfléchi à sa près.

夜寝る前に、昔のテキストをぱらぱら眺めたりしています。2006年9月号のフランス語講座応用編「ナオとリリーの博物誌」(沢田直+Liliane Lattanzio)に以下の記述がありました。

(以下引用)
sauvage (野生)という語は silva (森)から来ています... (中略) Dubois, Forest といった名字や、Sylvie, Sylvain などの名前もあります。
(引用終わり)

へええと思いました。シルヴィーさんってそういう名前だったのか。有名なドールハウスのシルバニアファミリーとかも関係有るみたいですね(今調べたら英語では「Sylvanian Families」と書くらしい)。

こういう発見があるからテキストが捨てられないのです。ああ、もう部屋いっぱい(笑)。

(さっきの答え: Tu sais, j'ai réfléchi à ça après. (実はあのこと後でちょっと考えてみたの。)意味から考えればよいのですが ça après と aが二回重なると分からなくなります。ディクテしてみて初めて分かりました。7月から最後の練習問題にヒアリングが加わりましたが、フランス語だって本当は「まいにち中国語」(郭春貴先生)のように講座の半分くらいをヒアリングにあてても良いぐらいです。)

皆さんはラジオ講座続いてますか?
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by L-monger | 2009-07-07 01:20 | フランス語 | Comments(12)