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なぜラジオ講座が身につかなかったのか?(14年10月31日)

実家滞在中に「英語会話」や「テレビ英語会話」、「フランス語入門」のテキストを眺めていてふと思った。中学や高校の時、これらのラジオ・テレビ講座を聞いたり見たりしているときは楽しかったけど、なぜ、この時間に見合うだけの英語の使用能力向上につながらなかったのだろうと。

高校の時、英語部の活動でアメリカ人と定期的に会話していたので、その時は確かに聞き取りなどの役に立ったが(パッシブな能力)、でも内容の大部分がしっかり身に着いたとは思えない(あまりアクティブな能力につながっていない)。

その原因の一部は、「行き過ぎた音声練習の強調」かもしれないと思ったりする。前回の記事で東後勝昭先生も何度も聞くようにとだけ言っている(ソノテキストの冒頭だから当然だろうが)。つまりそれ以外の「書く、読む」練習は(当然だから?)はほとんど強調されていない。

もったいない!オールラウンドな練習をやって初めて、外国語が自分に近づいてくるのだ。ただ講座を聞いて発音しているだけでは、外国人の思考をなぞっているだけで、外国語は「自分のものにならない」。

よし、中学生や高校生のボクに教えてやろう。ラジオ講座の使い方はこうだ!

(1) 聞き取り練習。スキットの音声だけを聞いて、書き取ってみる。できなかった部分が自分でも発音が下手な部分だ。やり終わったら、テキストの英語(やフランス語など)の部分だけを見て、スペリングを含めて、チェックする。日本語訳はまだ見ない。

(2) 解釈練習。今、書き取った文章がどんな意味になるのか、文法や単語知識(辞書引く)を総動員して解釈して日本語訳する。翻訳ではなく英文和訳で良い。そうした上で日本語訳を見る。ラジオ講座の解説も聞く。できなかった部分が、今のままでは、自分に使いこなせない、おいしい部分だ。

(3) 置き換え練習。ラジオ講座を聞いた後、スキットの例文を自分にあった表現に書き換える。あるいは二つの単語を対比させるために、二つの例文を作る。結果に自信が持てなければ、Googleで " " 付きで検索してそんな表現が使われているか調べる。

(4) 上記までで、できなかった部分を例文にまとめてノートに書き、日本語からその外国語に口頭でぱっと言えるようにする。また、聞いて書き取れるようにする。そこまで行ければ、アクティブな知識に変わるはずだ。(数日同じ例文を練習して定着させる)

外国語講座の先生がたは、こういうキビシイことを言うと「お客が逃げる」のでほとんど教えてくれないが(身につかない方が来年もテキストが売れる)、手間をかければかけるほど、ラジオ講座はもっと身につき、もっと楽しくなるはずだ。たとえ一回のレッスン15分間の学習に1時間かかったとしても、ぜひ読み書きまで含めて練習するのだ。がんばれ。(テキストが終わったらマンガを読もう。同じようなやり方で)
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by L-monger | 2014-10-31 14:46 | NHK語学講座 | Comments(5)  

お宝英語会話他ソノテキスト発見 (14年10月30日)

九州の実家から東京の自宅に戻った。実家滞在中は、仕事やら家事やらで時間がないのだが、今回もなんとか2階の物置を物色し、無事お宝を発見することに成功した(マネ)。以下が収穫物だ。

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72-4月「英語会話」(東後勝明先生)と70-6月「基礎英語」(北村宗彬先生)のソノテキストだ。

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左の赤いのがソノシート。右が若き東後勝明先生の雄姿だ。情報としては基礎英語はソノシート2枚で250円、英語会話はソノシート3枚で350円。(年度が違うので、いちがいに比較できないが。)

なんで2冊しか買わなかったのか、その理由はおそらく、今と同じで、ラジオ講座の魅力が余計なおしゃべりにある以上、あっさりと本文だけを録音されてもつまらんかったからだろうと思う。再生して中身を聞いてみたいところだが、残念ながら実家にも自宅にも使用可能なレコードプレイヤーがない。
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by L-monger | 2014-10-30 22:40 | NHK語学講座 | Comments(1)  

14-10月期 学習スケジュール(ほぼ)決定 (14年10月27日)

過去3週間ほどやってみて、今学期の学習スケジュールがそろそろ固まってきたので発表する。なんか、「コナン」ばっかりだなあ(笑)。

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上の段はメインの「自主学習」。仕事中に例文作りなどして、朝と昼の皿洗い時間に口頭練習する。

<フランス語>
モージェブルーを1年間学習してきたが、そろそろ飽きてきた(惰性化してきた)ので、一度休んで「名探偵コナン第29巻」フランス語版と日本語版で解釈練習と例文拾い練習をすることにする。毎週4ページ読めば、今回の「事件」は半年くらいで終わる予定(それでも第29巻の半分くらいだけど)。

参考:フランス語版コナンで武者修行を開始 (14年10月14日)

<中国語>
4か月やってきた「名探偵コナン第30巻」中文語版と日本語版で解釈練習と例文拾い練習をするのは同様。ただ、中国語は文法が弱い分、ノーヒントクイズみたいでしんどいので、こちらは毎週2ページしか進めない。もう半分は「レベルアップ中国語2012年7月号」(丸尾誠先生;目指せ 補語の達人)をディクテーション、解釈練習と例文拾い練習をする。スキットの筋を覚えてしまっているのが残念だが(完全な聞き取りにならない)、前回聞いて練習したというのに、なおまだ覚えていないのはどういう部分か(どういう部分が私は苦手か)、見つけるのが楽しみだ。

ラジオ講座の方は、「大人のためのロシア語」で楽しかったので、辞書を引いて予習してから聞くことにする(時間不足のため、例文拾いはしない)。それが「レベルアップ中国語」(陳淑梅先生)の金曜日のエッセイだけ、と「まいにちフランス語応用編」(芳野まい先生、ピエール・ジル・ドゥロルム先生)だ。どちらもPC上の辞書を活用して、高速辞書引きが可能になったからできる。あと、古い「まいにちフランス語」から週1日くらい、何かやりたいんだけど、まだ迷っている。

あと、練習は全くしないので予定表には書いていないが、「まいにちドイツ語入門編」と「アンコールまいにちドイツ語入門編」を聞く予定。今年前半のコンパスとの講座の進め方の比較をしたい。
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by L-monger | 2014-10-27 13:27 | 自主学習 | Comments(10)  

ラジオ講座のメインはストリーミングか?(14年10月24日)

九州の実家滞在中にて、いつもより忙しいので、ブログが滞っている。すまんことです。

ところで、始まったばかりの14-10月期だが、来週はもう再放送が入る予定になっている。つまり、第4週(10月20日~24日)と同じ内容が、10月27日~31日に再放送される。

でも連休が入るのは11月1日~3日なので、「連休で聞けない人へのサービスにしては無意味なスケジュールだな」と思っていたら、今日、ハタと気が付いた。

NHKゴガクのページでストリーミング再放送しているが、これが1週間遅れなので、上記のラジオの予定は、あちらストリーミングでは10月27日~10月31日の放送が、11月3日~8日に再放送される形になる。なんだ、バッチリ連休対策になっているジャン!

ラジオ聴取者よりもストリーミング聴取者の方を優先しているみたいで、なんだか悔しい。と、ラジオメイン(オンリー)の私は思うのであった。
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by L-monger | 2014-10-24 11:25 | NHK語学講座 | Comments(1)  

14-4月期中国語の感想:入門編ではなく中級編 (14年10月18日)

最後に中国語の感想だ。

★「まいにち中国語」(入門編相当/すぐに使える中国語) (小野秀樹先生)
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この講座は(4か月間ぐらい)例文拾いと日中瞬間翻訳をやり、聞き流しでなく勉強した(ただしスキット部分だけ。全体では知らない単語数が多すぎるので)。

参考:中国語書取りで空耳アワー(14年6月18日)

なにしろ、使っている表現や単語が入門編と思えないレベルなので、私は入門編の皮をかぶった中級編と思っている。本当にゼロレベルの初心者はつらいだろう。逆に普通、入門編では解説されない表現の解説もあり、手ごたえもあり、私の役には立った。

参考:ラジオ語学講座のジレンマ 基礎固めか?実用か?(14年8月7日)

ただ、講師とゲストのやり取りが解説のための域を出ず、和気藹々としたやりとりはないので、私は講座に対してのめり込むということがない、クールな気分だった。いわばCD音声付の参考書を学習しているような感じだ。

参考:講師とゲストの会話こそオアシス(14年7月13日)

この講座が再放送される時(たぶん2015年10月期)のために書いておくと、今すぐ実用的な中国語が切実に必要な方々、あるいは初級を何度も聞いて飽きたので、もう少しレベルの高いのが必要な方々に向いていると思う。

(今期2014年10月期に再放送されている「まいにち中国語」(めざせ!発信型の中国語) (三宅登之先生)は講師とゲストが和気藹々とした雰囲気を前面に出しているので、親しみやすく、また表現や単語は本当に入門レベルなので、こちらを先にやった人が来年、小野先生の講座に進むと、無理がないかもしれない。)
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by L-monger | 2014-10-18 16:07 | 中国語 | Comments(2)  

フランス語版コナンで武者修行を開始 (14年10月14日)

モージェブルーという道場で鍛錬を始めてから1年過ぎて、ちょっと飽きてきた。習うだけでなく覚えたものを使いたい気持ちが強くなってきた。しかし今の私の仕事では、フランス語を話す外国人と交際する時間も気力もない。次善の策はフランス語で書かれた小説などを読むことだが、モージェ道場も道半ばの私では、やさしめの小説でも知らない語彙が多くて、視界が悪い。

そこで武者修行は、漫画で行うことにした(絵がたいへん大きなヒントになるから)。中国語ではすでに3か月やっている「名探偵コナン」のフランス語版だ。アマゾンに行って「Détective Conan Tome」で検索すると、マーケットプレイスの店で売っていた(TOMEを付けるのは英語版と識別できるから)。古い方が安かったので昔々の TOME 29 を買い、日本語版第29巻も買った。仏語版を苦労して読み、「正解」を日本語版で見るのだ。以下に一例の画像を示す(著作権者の方、まずかったら言ってください)。

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左がフランス語版。全体の流れは右から左だが、フキダシの中は左から右に読む(当たり前)。分からない単語にシャーペンで下線を引いている。右が日本語版。自分なりの解釈をするまでは絶対に見ないようにしている(驚きが少なくなるので)。

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こちらはノート(合成画像)。左ページは不明単語をPCにインストールしたプチロワ仏和で引きまくったもの(参考:プチロワ仏和の付属CD-ROMがお気に入り(14年6月21日))。紙の辞書よりも早くてたくさん引けるので助かる。右ページは、マンガ内の台詞を言いやすいように改変したり、類似の例文を自分で作ったりネットで拾ったりして瞬間和仏翻訳練習の元を作ったもの(だからわざと直訳。語順はフランス語。ヒントでイニシャル ALE など)。

手順はもう分かったと思うけど:
(1) フランス語版を素読み。意味や活用形の分からない(または知りたい)単語に下線を引く(老眼なので130%程に拡大コピーしている)。
(2) PC上のプチロワ仏和で不明単語を調べて、単語調べのノートに書く。
(3) ここには載せなかったが、台詞を日本語訳する(翻訳と言うより仏文解釈)。
(4) 日本語版を開いて、元となった日本語と自分の訳の落差に驚いたり、面白がったりする。
(5) 興味をひかれたフランス語のセンテンスを、例文用のノートに書く。
(6) 和訳と仏語例文を自分で吹き込み、朝昼の皿洗い時間に和仏の瞬間翻訳練習を口頭で繰り返す。
(7) 3日間ぐらいはやったら一度終わり。数か月後にもう一回チェック。

参考:中国語版「名探偵コナン」学習開始 (14年7月7日)
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by L-monger | 2014-10-14 14:41 | フランス語 | Comments(3)  

14-4月期フランス語の感想:教室ではなくジム (14年10月12日)

次は、学習していないけど、ずっとディクテしながら聞いていたフランス語。

★「まいにちフランス語」(入門編/話せるフランス語~文法より実践練習)(大木充先生)

最初に結論を言ってしまおう。よい理念に基づき、練習量が多い真っ当な講座なので、フランス語を話す外国人と実際に話せるようになりたいと思う人にはお勧め。反面、日常の場面・表現の域を出ないので、フランス語文法の全体を理解したいという人や、変な講座の好きな人(私)には向かないだろう。

理念としてはこれまで何回か記事にした。要は実用的に使えるためには、理屈を言わず練習をするべきというわけで、大木先生が話す時間よりも、ジャニック先生たちが発音・対話練習させている時間の方が長かった。教室で座って聞いているのではなく、スポーツジムでどんどん練習させられている感じだ。こんなに発音していれば眠くならなくていいだろう。

参考:2014年4月号テキスト:仏独西伊にもCEFRレベル適用 (3月20日)
参考:仏14-4月号: 大木充先生の名言がいっぱい (3月22日)

以前書いたがラジオ講座は一般的に効率が良すぎる。つまり単語を取り上げるのは1回限りで、その分、取り扱う単語を多くしようという試みだが、そんなの忘れるに決まってるじゃん!よりよい講座と言うのは、単語数を減らしても同じ単語を何度も出してくるものだ。(自習する場合も、3日間続けて同じ単語や表現を練習して、次へ進みを繰り返したのち、1か月後にもう一度チェックなどするのが良い)。

参考:14-4月期 1/3終了: リユース率の高いロシア語とフランス語 (6月3日)

しかしながら、文法の量を減らし説明を減らしたおかげで、1回のレッスンでは単語をたくさん取り上げられるようになった。上記の「単語を減らしても」とちゃんとバランスを取っているようだ。

参考:独・仏ラジオ講座の教える単語数の差(14年7月28日)

文法の説明が弱いのはいかんともしがたい。だが、勉強を続けようと思う人は、知っておいた方が良いと思う。あるいは次の再放送(2015年10月期?)でこの大木先生講座を学習開始する人も。例えば、文法を重点的に教えている現行2014年10月期入門編(久松健一先生)やリュミエールや清岡智比古先生の文法参考書などで強化しよう。複数形の作り方、前置詞の縮約、動詞の活用や時制など、実際の場面で必要になる基礎事項を、たくさん実地練習しておかないと使い物にならない。でも大木先生が教えてくれたように、説明を理解して終わりにせず、実例を覚えるという学習法なら、使えるようになりやすいと思う。
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by L-monger | 2014-10-12 15:33 | フランス語 | Comments(7)  

2014年4月期ロシア語の感想:達成感のあるスパルタ講座 (14年10月10日)

すでに私が何度も熱く語っているので、すでにこの講座の内容はよくご存知かと思う→(読むロシア語、スタートはいきなり (5月10日)) (おとなのロシア語:進化する大企業女性リーダー (14年8月18日))(おとなのロシア語:いよいよグランドフィナーレ(14年9月3日))。でも、念のため最後にもう一度この記事を書いておく。

★「まいにちロシア語」(入門編)「大人のためのロシア語」(林田理惠先生)

通常ならメインの学習素材は会話体のスキットだが、この講座ではロシア語のエッセイ3編をメインにする。毎回、文法ポイントをいくつかの例文で説明した後、エッセイから選んだセンテンスを2~3個読む。本来のセンテンスそのままでは解釈が難しい場合、最初は簡単なセンテンスに書き換えられたものを学習する(例えば、修飾語を省いたり、過去形の代わりに現在形で書いたりする)。複数回取り上げるので、だんだん本来のセンテンスに近づいて行く。

「大人のためのロシア語」というタイトルの意味は、通常のラジオ講座は習っている文法や単語レベルに合わせて簡単なことしか言わないので「子供っぽい」内容しか表現しないのだが(過去形の例で「昨日私は公園に行きました」等)、こちらは「大人の鑑賞に堪える」内容まで狙う(例えば、「ある時、ドストエフスキーは決して賭け事をしないという約束をした。そして決して賭け事をしなかった!」)。当然単語は難しいし、文構造も少しだけ複雑だ。しかし内容が真に迫っているのでよく覚える。

また、この講座には生徒役の小倉君がいる(15分間の講座になってからレギュラーの生徒役を入れるのは、他のどの講座もやっていないはず。よくやった!)。エッセイを解釈する時、彼に訳させるのは、普通なら受講者から「時間のムダ」と責められるかもしれない。しかし、彼の存在により、先生は一方的に説明するのではなく、ラジオの前の受講生の立場に話しかけることができる(習っても忘れてしまった、とか、他の文法事項とごっちゃになっているとか)。しかも、大阪大学(旧・大阪外国語大学)の先生なので、彼と関西弁でやり取りするギャグの楽しさもある。これにはネイティブゲストのインナさんも加わり、スパルタな割に和気藹々とした雰囲気の講座になった。

スパルタではあるが、最後が近づけば近づくほど、エッセイの不明点が埋まっていき、だんだん楽になるのも特徴だ。2回目、3回目に取り上げられたセンテンスはマイナーチェンジなので内容がほとんど分かっている。普通は9月になると難しい内容を扱い、最後が近づくほど知らない内容が増えていき、しんどさもマックスになるのに、この講座は(最初から多少しんどいけど)最後が楽になるいう珍しい講座だ。また、気が付いた人がいると思うが、単語からセンテンスを思い出すというより、センテンスを先に思い出してから単語を思い出すことが多くなるという点も、理想的な外国語学習のやり方になっている。

この講座に向いた人は、いろんな外国語に興味を持って「普通とはちょっと違う」ラジオ講座をやってみたい人やロシア語入門編を2~3コース (計1年~1年半) 聞いたことがありそろそろ飽きている人だ。現在10月期にはこの講座を「NHKゴガク」のページで再放送しているので、最初からやってみようかなと思う人は、第1週のストリーミングが終わる10月12日(日)までがラストチャンスだ。さあ、急げ!

以上、エラソーに書いたが、私はあまりちゃんと勉強してなかった。単語を覚える努力もせず、巻末の単語集を見ながら、ノートに書いて、自分で一度訳してみていただけだ。それでも楽しかった。ちゃんとやった人はもっと楽しかっただろう。皆さんもぜひどうぞ。

(他の外国語でもこういう講座作る先生いないかなー。面白いんだけどなー。)
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by L-monger | 2014-10-10 15:36 | Comments(2)  

2014年10月期の試し聞き完了 (10月4日)

9月29日に開始した2014年10月期のラジオ語学講座、昨日までで1週間分の試し聞きが完了した。次はこれらの講座を自分なりにどう活用するか(あるいはしないか)を判断しないといけないが、まずは試し聞きした印象を書いておく(勘違いがあったら、訂正してください)。

(ネットで聞いてみたい人は、「NHKゴガク」で10月6日以降にストリーミングによる再放送を聞ける)

★ レベルアップ 中国語 (月火水木金、10月~12月、陳淑梅先生)「聞く・まとめる・伝える 一挙三得中国語」

陳淑梅先生の柔らかな日本語(と中国語)の話し方が好印象。殷秋瑞さんの読み上げの際のオーバーな演技も可笑しい。

しかし、思った通り、私の語彙数が足らず、素読みで3割方、素聞きで1割方くらいしか理解できない(素読みが高いのは漢字に助けられているせい)。視界が悪すぎる。事前の辞書引きで調べまくれば良いかもしれないが、日本昔話と中国故事にはそんなに興味が出ない(人間の感情が乗った表現が少ない書き方になるから)。また月・火の日本昔話は日本語訳を読み上げない(意図的だろうが)ので、私には、ちとつらい。唯一、金の陳淑梅先生エッセイはちょっと感情が出た表現があるので、これだけは続けていけるかもしれない。

★ まいにちフランス語 応用編 (木金、10月~12月、芳野まい先生/ピエール・ジル・ドゥロルム先生)「ファッションをひもとき、時を読む」

芳野まい先生の声と話し方が、エヴァの綾波レイみたいで聞いていて愉快だ(個人的感想です)。ピエール・ジル・ドゥロルム先生はやさしい話し方だね。お婆ちゃん役をやると思わなかった。

フランス語は文法がしっかりしているのと、私が再開始後もう12年もやっているせいで、モードに興味がないわりに理解できる。つまり、語彙さえ分かれば文法構造はだいたい予想がつく。しかもこの講座は(去年のパリ散歩と比べて)本文が短めで全部についてしっかり解説する。また、日本語の解説とフランス語の解説がかわりばんこに出てくるので、聞いていて退屈しない。

こちらは辞書引きながら、がんばってみようかなあ。(次週以降の映画ネタで感想変わるかも)

★ まいにちロシア語 応用編 (木金、10月~3月、八島雅彦先生)「ロシア語大好き!12の扉」

興味半分で聞いてみた。今週の本文程度なら、入門編「大人のためのロシア語」を最後まで学習した人なら、理解できるレベルだろう。ちゃんと名詞・形容詞の格変化をまとめたり、前置詞 c が濁ることを指摘したり、入門編卒業の人たちにも目配りしている。八島先生とテレビの河合エフゲーニャさんの会話とクラシック音楽の流れも心地良い。また聞いてみようかなあ。

★ まいにちドイツ語 入門編 (月火水、10月~3月、白井宏美先生)「きっと新しい私に出会える“大人な女”のひとり旅」

これも興味半分。タイトルで損をしているなあ。先生が日本語で、サンドラ・ヘフェリンさんがドイツ語でやりとりしている。知っているドイツ語を聞き取ったりできるので、私は楽しい。3日間同じスキットを別のアプローチ(音、文法、会話)で習い、ドイツ語のキーセンテンスを老若男女の様々な声で発音するなど、イタリア語の花本知子先生の教え方に似ている。気になるから聞いてみようかなあ。
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by L-monger | 2014-10-04 15:23 | NHK語学講座 | Comments(3)  

2014年4月期講座の感想:Kompass-親切すぎるドイツ語講座 (14年10月4日)

先日終了した2014年4月期の講座について、感想を書き始めてみよう。まずはドイツ語から始める。なお、熱烈なファンの方やアンチファンの方は、この記事を読まないことを勧めます。

★ まいにちドイツ語 (入門編)(月火水、2014年4月~9月、中山純先生 / ハンス・ヨアヒム クナウプ先生) 「Kompass」

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いろんな疑問がわきつつ、最後まで目を放すことができなかった(疑問については「ドイツ語入門編 Kompass の謎を追う(14年7月19日)」を参照)。まじめに作っていることは分かったが、なぜこんなに受講生の気持ちと乖離した講座になってしまったのだろう?私は「つまらん講座だ」で終わりにできず、いろいろ考えてみた。

まず、講座の進行方法については説明されないことが多いので(テキスト巻頭で目標は提示しているが、そのためになぜこの方法がベストなのかは説明されない)、教え方の理念は推察するしかない。

以下、私の推察した「理念」、それをどのように講座に生かしたかという「対処法」、それを聞いた受講生がどうなるか、私が推測した「結果」をそれぞれ書いてみる。

理念1. 意味不明なドイツ語は聞かせない。
対処法1. スキットのドイツ語を聞かせる前に(毎回)日本人声優による日本語版を聞かせる。
結果1. 声優さんの演技がうまいこともあり、日本語版をよく覚えてしまい、ドイツ語は覚えていない。いちどドイツ語を覚えた後は、日本人声優の演技が邪魔に思える(「早くドイツ語を聞かせてよ!」)

理念2. スキットは文法のための会話ではない、リアルな状況の日常会話を使う。
対処法2. 日本に来たドイツ人親子3人の家庭内の会話をスキットにする。
結果2. 見知らぬ人に対して役に立つ表現(どこの国の人ですか?職業は何ですか?日本に何をしに来たのですか?)は習わず、旅先や日本でドイツ人に会ったときに何も話せない。(「ママ、このシャツは嫌だ!」は言える。)

理念3. 発音練習は、発音の出し方をちゃんと説明する。
対処法3. 単語読みをベースにした発音コーナーを毎回3分間ぐらいやる。
結果3. 最初のリピート後、発音の仕方を説明し、2回目の練習をしないので、欲求不満になる。ラスト3か月のスキットではかなり長い文を発音させているのに、このコーナーでは単語読みだけで、難易度のギャップがひどい。(最初も「トマーテ」「メローネ」だけなので知的刺激がなく、飽きる)

理念4. スキットの全てのセンテンスは、文法的にちゃんと解説する
対処法4. 文法用語を使うことを恐れず、「定動詞」「話法の助動詞」「前置詞の格支配」など英語を習っただけの人には不慣れな用語もどんどん使う。
結果4. 文法からまとめたスキットではないので全部を説明するのに無理があり、受講生側からすると何に集中して良いのか分からない。例文などで実例を示さないと分かりにくいのだが、日本語の文法用語しか言わないので、文法が嫌いになる(「何を言っているのか、分からない!」)

理念5. 文型練習(言い換え)は受講生にやらせない(難しすぎるから?)
対処法5. かなり最後まで、文型練習(言い換え)はすぐに答えを提示して、それをリピートするだけにする。
結果5. 本当に理解しているのか、受講生自身が確認できない。できると思うことは答えを自分が言いたいが、させてもらえず欲求不満になる。週1回のクイズだけでは、十分だと思わない。

少しまとめると、この講座はとても、とても親切にしようとしているのに、受講生はそれを感じることが難しかったような気がする。

次回は、この講座番組が誰をターゲットにしていたのか、なりうるのか(英語も知らない低学年の小学生?昔大学で習った主婦層?それとも団塊の世代?)考えてみることにする。(またしばらく考えてから書く)。
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by L-monger | 2014-10-04 15:21 | NHK語学講座 | Comments(9)