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仏独西ラジオ入門編のCEFRと通年化は良かったのか(16年2月27日)

まだ通年化して11か月目であるが(後期入門編としては5か月目)、3月になったらどうでも良くなりそうなので、今のうちに書いておこう。とはいえ、曲がりなりにも聞き続けているのは仏独西だけで、伊はフォローしていないので分からない。

★「まいにちスペイン語 入門編」(菅原昭江先生;スペイン語のジムにようこそ!)

前期入門編(江澤照美先生;みんなのスペイン語)に引き続きの後期入門編。やはり6か月ごとに違う先生にやってもらうと別の視点から新鮮な気持ちで練習できていいような気がする(これはイタリア語もそうだろう)。

CEFR対応ではあるが、実用的な表現と平行して、文法も取り上げるし動詞活用も練習する(筋トレルーム!笑)。三者の中では実用と文法のバランスが一番よいと思う。また取り上げられている表現も身近なものが多いので、スペイン語圏の人とすぐに話す必要がある人にも役立つし、そうでなくても感情移入して発音練習できる。

★「まいにちフランス語 初級編」(大木充先生;もっと話せるフランス語~文法より実践練習2)

前期入門編に引き続き、同じ3人の先生たちによる後期入門編(初級編と呼ぶけど)。直接の続編なので、前期で習ったことよりもっと難しい表現を取り上げていた。しかし、自己紹介とかワインのティスティングとか、自分の国の面積とか、文学や絵画の談義とか、こういう内容を話したいと思っている人には良いが、別にどうでもいいやと思ったら負けかもしれない。

前期後期あわせて、三者の中では一番CEFR対応らしい実用中心のカリキュラムだった。例えば複合過去形も条件法も出てくるが、活用練習などはせず、ちょこっと説明で言うだけなので、文法はこの講座以外で集中練習しないと「???」という状態だろう。綴り字の読み方も、他で勉強しないとたぶん怪しいままだろう。もう週3日講座でフランス語の基礎を習うというのはそもそも、無理なのかもしれない。

★「まいにちドイツ語 初級編」(中山純先生 クナウプ先生;Kompass2)

前期入門編に引き続き、同じ3人の先生たちによる後期入門編(初級編と呼ぶけど)。あ、フランス語と同じだ!最近はほとんど聞いていないので、最初の3か月だけの印象だが、どこがCEFR対応なのだろう? 確かにモーゼル日記には若者の生き生きとしたドイツ語がつかわれているようだが、これを文法主体で説明するため(Navigationで)、聞いていて回りくどいし、時間がもったいない。リアルだが、実用的でない例文もどうかと思った。あと本体と無関係な発音コーナー、メモ作りコーナーも意図が分からない。私の趣味としては、ドイツ語の文法体系は美しいと思うので、それを身に付ける練習をしてほしかったが、観光バスの中から名所をビューっと見て回ったような感じだった(前期も後期も)。避けられると良かったはずの観光バス方式。

「CEFRと通年化は良かったのか?」というテーマだが、私の印象では(今回の独仏西の実態を見る限り)ラジオ講座の可能性を小さくして、つまらなくしてしまったような感じがする。CEFRは実用に縛られて表現の幅が小さくなっているし、文法という道具を使わずに大人の学習者が外国語を身に付けるのは効率が悪すぎる。また通年化というは同じやり方を12か月やればよいというものではなく、ある時は表現のまとめ、あるときは文法のまとめというようなダイナミックな変化が必要だ。そのためにも同じ先生に12か月丸投げするのではなく、違う先生にお願いするような、講座編成作業をすべきではないのか(これらと比較して、シバリのないロシア語や中国語の講座は今年も、結構面白かった)。というわけで、特にドイツ語とフランス語は2016年の新しい前期入門編(別の先生)に期待したい。

参考:2014年4月号テキスト:仏独西伊にもCEFRレベル適用 (14年3月20日)
参考:入門編の通年化に対する熱意度ランキング (15年3月24日)
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by L-monger | 2016-02-27 17:22 | NHK語学講座 | Comments(5)  

16-4月期情報(1) NHK外国語講座 (16年2月13日)

NHK出版で2月13日に定期購読の予約が始まるのに合わせて、4月以降の新学期の講座の情報が出るんじゃないかと思って見張っていたら、やっぱり出た。

英語も含んで全体の情報


定期購読のページ(各PDFパンフへのリンクあり)

英語以外の講座案内(上記定期購読のページより)(PDF)

以下、感想だ(2月15日追記)。

1. テキスト代が毎月486円に値上げ
毎月発行される講座の場合、テキスト代は2012年まで380円、2013年から420円、2014年から432円、そしてこの2016年から486円だ。昨年度より54円、12%のアップ。インフレターゲットの優等生だね。より安い電子版テキストに誘い込みたいのかもしれない。だが、負けないぞ。紙版大好き。

2. テレビ講座が4月期なのに再放送 (初)
告知によると、独仏西伊の各テレビ講座は「10月から新番組がスタートします ! テキストも大きく変わります ! 」とのことなので、そのためなのか、この4月期は力をセーブして去年の4月期の再放送らしい。しかしなあ、同じ生徒役の顔を1年半も連続で見るのかあ(除く、独)。

3. テレビ・ラジオの中国語とハングル講座は「おもてなし」だらけ
テレビでハングル講座、まいにち中国語、まいにちハングル講座はいずれも説明やサブタイトルに「おもてなし」が入っている。中国語は爆買い対応の売り子さんたちに合わせたものだろうが、ハングルはなぜだろう。そして一人我が道をゆく「テレビで中国語」。文法を無視しないのは、えらい。(三宅登之先生、もうすこしレベルを上げてください。)

4. ラジオ入門編で「ネイティブ講師」の流れが広がる
ネイティブはゲスト(発音練習係)の場合、講座の主宰者に名前が入らない。「ネイティブ講師」とは主宰者として名前が入った人をいう。入門編でネイティブ講師は中国語、ハングルではずっとやっていたが(ネイティブ講師と意識しないほど)、「日本人講師+ネイティブ講師」のペア体制が独のみから独仏に広がった。また、ロシア語では(たぶん)初めてのネイティブ講師オンリーの入門編をやる。どんなんかなー?

5. ポルトガル語講座が年間1冊に合本
(3/2訂正) これまで前期の入門と後期のステップアップが6か月ずつで年2冊だったのが、1冊にするようだ。また入門とステップアップは、前期・後期別々でなく、平行して同時に放送される。864円。両方買うと決めた人にはお得。新作のステップアップしか要らない人には損な選択だ (私)。
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by L-monger | 2016-02-13 13:20 | NHK語学講座 | Comments(16)  

1月~3月のラジオ講座時間割を確定した (16年2月5日)

1月は仕事で忙しかったり、新作の「レベ中」が始まったりで、ラジオ講座を聞くための時間割がなかなか安定しなかったが、先週ぐらいからようやく安定してきたので、1月~3月の時間割を発表しておく。もう2月で立春もすぎたけど。

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★「露(現)」(再放送中)=「まいにちロシア語 入門編」(匹田剛先生;繰り返しでマスター!文法の基礎固め)
★「露(サ)」(録音)=「まいにちロシア語 入門編」(臼山利信先生;サバイバルロシア語)

★「仏応」(録音)=「まいにちフランス語 応用編」(北村亜矢子先生、Sebastien Jaffredo先生;Vivre avec simplicité 〜ドミニック流シンプルライフに学ぶ一歩先のフランス語〜)
★「レベ中」(放送中)=「レベルアップ中国語」(李軼倫先生;より広く!より深く!違いがわかる中国語)

★「西」(放送中)=「まいにちスペイン語 入門編」(菅原昭江(すがはらあきえ)先生;スペイン語のジムにようこそ!)
★「仏」(放送中)=「まいにちフランス語 初級編」(大木充先生;もっと話せるフランス語~文法より実践練習2」

朝のロシア語はダブル入門編体制がうまく行っており、覚えている例文の数も毎週15個増やしている(当然忘れている分もある)のでこのまま。(→ダブルの入門編で真の「まいにち」化(16年1月7日)

「フランス語 応用編」は8月からのんびりやっているが、あと3課で終わる。その後どうするか考え中。梅本先生の映画のインタビューにするか、作家と共にパリ散歩にするか。(→夏なのに受講開始 12-1月期フランス語応用編シンプルライフ (15年8月24日)

「レベルアップ中国語」は全部やると中文ドラえもんの練習時間が無くなるので、あえて水・木の文法の時間のみ予習で問題を解いてから聞き(面白いんだ、これが)、あと藤岡さんの出る金曜をお楽しみ的に聞く(月火は将来のため録音のみ)。(→李軼倫先生レベ中 2週間聞いての感想(16年1月20日)

スペイン語の入門編とフランス語の初級編は今年度始まった「疑似通年講座」の全体像をつかむために聞き続けるけど、あまり学習するつもりがないので、1.5倍速=30分間で1週間分3回を1回で聞く。勉強する気のある人には全くオススメできない方法だ。(→新学期15-10月期情報 記念すべき後期入門編の開始 (15年8月19日)

ちなみにドイツ語の初級編は進め方に興味がもてなくなったので、もう聞いてない。やはり説明過多だと思う。この前、柿沼先生の「月の光ソナタ」を聞いたら、練習がいっぱいあって楽しかった。
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by L-monger | 2016-02-05 15:22 | NHK語学講座 | Comments(1)  

語学の小ワザ(2) 例文作りはググってネイティブチェック (16年2月1日)

私はNHKテキストやマンガ(中・ドラえもんと仏・コナン)から繰り返し練習用の例文を拾う際、自分の好きなように改変を加えたりすることがある。しかし元の文が正しくても、改変した文は 日本人特有の間違いを犯している可能性が捨てきれない。

そこでGoogleで検索して確認することにしている。引用符号を付けて (" ") 検索すると、その並びの言葉ぴったりを検索することができる。例えば、フランス語で"J'ai de la chance" (私は幸運を持っている=私はツイている/ラッキーだ)は山のようにヒットするので、正しいフランス語だと分かる。

これを否定したいときはどうするか? neを入れるのは分かるとして、"Je n'ai ??? chance"のように pas や冠詞類が分からなかったとしよう。分からない部分にアステリスク(*)を入れると("Je n'ai * chance")、分からないままに検索することができる。アステリスク(*)は、分からない語(複数)の代わりにすることができる。

すると "je n'ai pas de chance"や"Je n'ai aucune chance"などがたくさんヒットするので、これが「私はツイてない」の正しい言い方だなと分かる。もちろん、これらの表現をうろ覚えでも知っているのなら、そのものズバリを検索してみれば正しい言い方にたどり着けるだろう。

ただし、ネットの事なので間違い(打ち間違い)もヒットする。"Je n'ai par de chance"みたいに。これは数が比較的少ないので区別がつくだろう。

他には "je n'ai pas eu de chance" などもヒットするが、こちらは「私はツイていなかった」という過去形の意味だ。少し学習が進んでいれば分かるだろう。

ちょっとした小ワザだが、ネイティブチェックの代わりに使うことができるので、これで安心して何度も繰り返す練習に使える。
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by L-monger | 2016-02-01 17:14 | 学習法 | Comments(0)