まだ第2週目の半ばで中途半端だけど、ここまでの感想を書いておく。
今期の講座群はの全体的に、実用的な例文を覚えることに主眼が置かれて、基本的な発音や文字の読み方はその目的のために習うという流れになっているようだ。あと、いわゆるネイティブゲストは模範発音だけでなく、講師の話の途中で日本語で補足説明や情報を言うようになった。ちょっとテレビ講座に近づいた感じ。
なお、私の嗜好として、過去に習ったことを試すために、練習問題をやったり、例文の日本語訳を聞いてすぐに外国語で言ってみるということができる講座が好きだ。それに対して、楽しいおしゃべりとか、練習なしで詳しい説明をする講座は最初は興味があるけど、だんだん飽きる。
★まいにち中国語(初級編相当)/言いたいことを『完コピ』しよう!(高木美鳥先生)
高木先生が以前担当されていた「まいにち中国語」と同様、まずは実例の中国語をいっぱい練習して(なお、発音の時は声調の上下をくわしく指摘する)、後半でQ&A形式でその理屈を説明する、という形になっている(まだ放送されていない第4週のまとめは、たぶん違った形式だろう)。私にとってはまだ易しすぎるが、声調に自信のない単語を見つけて復習するために聞いている。終了したばかりの南雲先生の講座も、抱き合わせで録音を聞こうかな。
ちなみに劉セイラさんは素晴らしい日本語MCができるのに、本講座では一言喋るぐらいでもったいない。
★まいにちロシア語(初級編)/しくみが分かる、使えるロシア語(恩田義徳先生)
古代教会スラブ語の研究者である恩田先生の言う「うんちく」が楽しい(「話したくなるネタロシア語」だ)。なぜロシア文字ではなくキリル文字と呼ぶのか。予算という意味のбюджет(ビュジェット)はフランス語由来。もちろん英語のバジェットと同根だ。「ありがとう」の意味のСпасибо(スパシーバ)は新しい表現で(「神様助けてください」の意味だそうな。つまり「あなたに神様のご加護がありますように」かな?)、以前はБлагодарю (ブラガダリュー)だったとか。
今週のメインはアルファベット、そしてあいさつ表現だった。私は忘れた/忘れかけている表現を思い出すために聞いている。
★まいにちフランス語(初級編)/アユミと学ぶ初級文法(近江屋志穂先生、ル・ルー清野 ブレンダン先生)
ドイツ語とは対照的に古き良き雰囲気・構成のフランス語講座。二人の先生が交代で(日本語で)説明する。ブレンダン先生の話す部分が蛍光マーカーで印をつけたような、要注意の部分のようだ。練習問題があるので、皿洗いの作業中に、意識を半分もっていかれた状態でも正解できるかを試すのがわりあい楽しい。でも内容が易しすぎるから、清岡智比古先生の昔の応用編の録音も並行して聞こうかな、と考えたりする。
★まいにちドイツ語(初級編)/(月・火)話したくなるネタドイツ(柳原伸洋先生)+(水)シチュエーションで学ぶドイツ語(藁谷郁美先生)
斬新な構成のドイツ語「講座」? MCの綿谷エリナさんは「マガジンスタイルのドイツ語番組」と紹介していた。つまり、複数のコーナーが並列して放送されている。それは良いのだが、例えば月火なら、現地インタビュー3分間、ラップで単語学習2分間、メインのネタドイツ(+名言)6分半、今週の歌3分半のように小間切れで、おまけに練習問題がなく、ダイアログは完全な解説もリピートの時間もない。
この番組の可能な用途としては、何も知らないゼロレベルの学習者にドイツ文化や言語に興味を持たせることが一つ。もう一つは、去年4月期のような普通の構成の「まいにちドイツ語 初級編」で初級文法の学習を2回ぐらい終えた人が実例を見て、知識を活用してみることかなー。残念ながら私にはあてはまらない。せめて1回10分間ぐらいはネタドイツやってほしかったと個人的に思う。内容は面白いのに。
★テレビ 「中国語!ナビ」 (加藤 徹先生)
第1回目からカニ歩き!加藤徹先生、最初からやってくれますね。
画面演出のためのアニメなどの合成が少なくて、寂しく感じるのだが、予算が縮小されたのだろうか。
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