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パリ旅行で役立ったフランス語表現 (11月1日)

実際にフランスのパリに行こうなんて気はさらさらなかった私は、旅行に役立つ表現を学習したことがなくて、9月ぐらいから泥縄で勉強を始めました。そのときに使ったのは「NHK CDブック 初めてのフランス旅行会話」(杉山利恵子先生著)でした(やっぱり語学が専門の出版社の本が良いです。地図の会社の旅行会話の本には、鉄道の駅も地下鉄の駅も la station って書いてありました)。

この本を6週間ぐらい学習して、音声データ(自作ファイル含む)をMP3プレイヤーに入れて、行きの飛行機の中で1時間半くらい復習してました。フライトが13時間もありますからね。

でもこの本の中の非常に丁寧な表現(たとえば「~してもらえますか」は「Est-ce que vous pourriez~?」)よりも、実際に役に立ったのはもっとシンプルな表現でした。それを以下にご紹介します。

1. Bonjour, madame (monsieur). (こんにちは)
2. Est-ce qu'on peut regarder? (見せてもらっても良いですか)
3. Est-ce que je peux photographier votre magasin? (あなたのお店の写真をとっても良いですか)
4. Pardon, madame (monsieur). Ou est le musee de Louvre, S.V.P.? (すみません。ルーブル美術館はどこですか)
5. Ou est la station de metro la plus proche, S.V.P.? (ここから一番近い地下鉄の駅はどこですか。)
6. La cle de la chambre 205, S.V.P. (205号室の鍵をお願いします。)
7. L'addition, S.V.P. (お会計をお願いします。) / La note, S.V.P. (チェックアウトの会計をお願いします。)

(アクサン略してます。すみません)

フランスのお店に入るときは黙って入るのはNGですので、1や2の表現が大活躍しました。感心したのはお店の人も必ず挨拶を返してくれることです。お金を払った後にも Bonne journee.(良い一日を)といわれたりしましたので、Bonne journee.と返したら(今考えたらA vous aussiが良かったな)、Merci.とまた言われました。さらっと、ですが。

パリの道は分かりやすいはずなのですが、歩き始めに間違うと全然違う方向に行ってしまいます。そこで4.や5.の表現が役立ちました。これも感心したのは、聞かれた人が全員、しっかり道を教えてくれたということです。パリジャンとしての誇りでしょうか。寒い日に道に迷いかけたときは、本当に助かりました。あのときの子連れのお父さん、ありがとう!(寒さで口が回らなくて、表現5.のplus proche が完全に日本語の発音になってしまいましたが。ぷりゅぷろっしゅ!)

6.や7.はホテルで使ったものです。もっとも6.はだんだん面倒くさくなって、「La cle, S.V.P.! La chambre 205!」なんてずさんな語順になってましたが。

泊まったホテルはHotel Cayre という便利な場所にあるゲルマン系のホテルです。スタッフには全員英語が通じるのですが、私は非常に大事な事柄を除いて95%ぐらいフランス語でやりとりしていました。その方がフランス人はうれしそうだったし。私もうれしいし。(でも英語使いの私としてはいつでも英語が使えるのはちょっと安心でした。)サービスは親切だし、部屋は清潔かつ静かで(中庭向きの部屋)なかなか良かったです。ただし、最終日前日に1回だけ、タオルの数が足りませんでした(^_^;)

あ、そうそう。Ca va. (大丈夫です)とか Ca va? (これで良いですか)ってとても役に立つ表現です。難しいことを言わなくても、これで片付く場合が多いので、便利です。

by L-monger | 2008-11-02 01:28 | フランス語 | Comments(14)  

Commented by hao3chi1 at 2008-11-02 07:23
おお、こういうナマな話はこちらの語学熱を煽りますね〜。ずっと前にウィーンでドイツ語で挨拶したのを思い出しました。あ〜、早くサンパウロとかに出かけて、Bom dia!とか言ってみたいです〜〜。
Commented by L-monger at 2008-11-03 01:15
はおさん、おっ、ウィーンに行ったことがあるのですか?泊まったホテルがオーストリア資本だったせいか、宿泊客があっちの人が多いような気がしました(話しかけてないので未確認)。早くブラジルに出かけられると良いですね。あっそうだ、浜松市とかも良いかも。
Commented by まゆの at 2008-11-03 06:29 x
L'addition, SVPは便利ですね。カフェやレストランでも使えます。黙っていてもいつかは持ってきてくれるものですが、早く出たい時に便利ですよね。レストランではデザート後のコーヒーを頼むときに2 cafés et l'additon SVPのように同時に注文することもできます。

 ホテルの鍵を頼む時の最短はLa 205 SVPです。1号室はla 1 (la un)です。

 5の文はは私もパリに住み始めた時大活躍でした。適当に歩いて、一番近いメトロを教えてもらい適当に帰ってくる、ということをしていました。

 旅行会話ブックは概して例文が丁寧すぎる傾向にあるようですね。でもぞんざい過ぎるよりはいいですし、日常的な言い方を現地で覚える楽しみもありますね。挨拶一つでも現地人の省略された言い方を覚えると「やった!」という気になりますよね。
Commented by tomo_ni3hao3 at 2008-11-03 23:16
フランスへ旅行だったのですね!本場での実践、うらやましいです。そしてバッチリ通じているるもんがさん、さすが!です。
Commented by hokuto at 2008-11-03 23:48 x
はじめまして、るもんがさん。
いつも楽しくブログ拝見しています。

私はラジオ講座でロシア語と基礎英語3を学習してまして、杉山先生のフランス語は聞き流しですが一応聞いています。
ロシア語はロシアの距離の近さと大ファンの黒田先生の著書にすっかり影響され、基礎英語は基礎の復習と見直しのために始めました。フランス語講座は、杉山先生とミカエルが大好きなのですが、手を広げすぎると無理だと気づき、今はトークだけ楽しんでおります。残念。

フランスでは挨拶しながら店に入るんですね。すごく素敵です。買い物した際もとっても気のきいたこと言ってくれますね。

これからもブログ楽しみにしています。お邪魔しました。
Commented by chez_toi at 2008-11-04 13:17 x
わたしもアメリカに出張で行ったとき、店に入るときには自然に挨拶が出ましたが、これは英語環境だから自然にできたのであって(そうしないと許されない雰囲気がある)、日本語環境でこれをやるのはやや違和感があるかもしれません(日本でも挨拶したほうかさわやかなのですが)。日本では店に黙って入って、黙って店内を物色して、黙っ出て行くのが許されていますからね。
Commented by L-monger at 2008-11-06 00:26
まゆのさん、それ使いました。 ~ et l'addition, S.V.P. ていう表現。確かフランス語講座のテキストに載っていました。でもホテルのバーだったので、「? 部屋番号を教えてくれれば良いです」という流れで対応されました。実はチェックアウト後に利用していたので、現金払いする必要があったのですが、チェックアウトがうまくフランス語で説明できませんでした。こういう時こそ、英語で説明すればよいのに、なぜか思いつきませんでした。ははは。

「適当に歩いて」とは、さすがにパリに住んでいた方は違いますね~。
Commented by L-monger at 2008-11-06 00:29
ともさん、ばっちりという程、高級な表現は使ってないので、恥ずかしいです。でもそういえば一回も「Pardon?」(何とおっしゃいましたか)とは言われなかったなあ。通じているのか、勝手に解釈して自分の話をするのがパリ流なのか。
Commented by L-monger at 2008-11-06 00:35
hokutoさん、ようこそ。おや、ロシア語とフランス語のコンビネーションは同じですね。杉山先生のフランス語は私も過去に2回ほど通して聞きました。ミカエルさんとのコンビは雰囲気がとても良いですね。でも、もう入門編では飽きたらず、応用編は分からずという中途半端なレベルになってしまったので、参考書学習や読書に励むしかないのですが、なかなか続きません。一緒にがんばりましょう。

ロシア語は、私も黒田先生だから続けているようなものです。しかも復習までして(笑)。

hokutoさんも、もし学習ブログを始められたら、URLを教えてください。結構動機付けになりますよ。外国語学習のブログって。
Commented by L-monger at 2008-11-06 00:43
chez_toiさん、アメリカ出張されることがあるのですか。私もアメリカにちょっと留学していた頃は、たしかあちら風のリアクションになっていたと思うのですが(昔すぎて良く覚えてません)、もちろん日本では日本風にやってますね。店に黙って入って、黙って出て行くという。

でも海外旅行に行って帰ってくると、特に都市部の日本人は黙りすぎていて苦しいのではないか、という気もしてきました。たとえば、列車のボックス席で向かいの知らない人と全く話さないのは息が詰まりますよね。帰りの列車ではひとことですが、向かいの固くなってた女性に話しかけたら、ちょっと気楽になられたみたいでした。
Commented by chez_toi at 2008-11-06 12:49 x
るもんがさん、サラリーマン時代(18年前)に2度ほど行っただけです。それ以降、海外には縁がありません。

たしかに電車のボックス席などでは、話し込まないまでも、荷物を棚に上げるとか、何かの拍子に「すみません」といって笑顔をかわし合うだけで、場の雰囲気がなごみますね。
Commented by L-monger at 2008-11-08 01:07
chez_toiさん、そうなんですよ。言葉の威力って言うのはすごくあると思います。

わりと不言実行を重んじる日本の文化(サムライの文化かな)ですが、知らない人に話しかけたり、また家族内でもいろんな話をすれば、別の世界や人生が開けるのかな、言葉って鍵かな、と今回の旅行で思ったのでした。
Commented by arip at 2012-08-14 12:43 x
>フランスのお店に入るときは黙って入るのはNG
これは知りませんでした。露天以外はスーパーくらいしか入っていませんが。
スマホのGPS付きMAPがあると場所には迷いませんが、ルーブルやオペラなど大きな建物でどこが入り口かはわかりませんね。
Commented by L-monger at 2012-08-15 18:27
aripさん、多分スーパーでは挨拶いらないと思います。でもそれ以外では、私は知っているフランス語を試したかったので、行く先々で挨拶したり、話しかけたりしていました。気のせいか、皆愛想よく応対してくれたような気がします。

ルーブルの入口は分かりにくかったですね~。これも聞きまくったような気がします。数年前のことで記憶があいまいですが。

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