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中国語の読書も始めました(本編)(6月18日)

仕事が終わったのでようやく書けます。

ずっと勉強してた国民的中国語教本「ときめきの上海」(5月27日の記事参照)が終わって以来、次の学習ネタを物色していました。(もちろん「まいにち中国語」の学習は続けながら、それと平行して学習するものです。)英語やフランス語でやっている CNG読書法をやろうかと思っていたのですが、そのためには中国語原文+日本語訳+朗読CD(および全文ピンイン表記)が必要です。ネットで探し、専門書店で実物を入手して、以下の三候補を検討してみました。

(1) 中国語購読シリーズ 中国ショートショート 第6集 (北京外文出版社)
  <中国語原文あり、全文日本語訳あり、朗読CDなし、全文ピンイン表記あり>
中国語を学習する日本人学習者のための、中日対訳の読み物です。有名な作家や無名の人の書いたショートショート集(1つの話が4ページから10ページくらいです)。全6集の最終巻ですが、各集は独立しているので無関係です。1991年発行で、書店の人によれば絶版・在庫のみのようです。ざら紙の印刷で表紙もたくましく日焼けしています(笑)。

(2) 《汉语风》中文分级系列读物 Chinese Breeze Graded Reader Series (北京大学出版社)
第1級 300語レベル 「错,错,错!
 <中国語原文あり、全文日本語訳なし、朗読CDあり、全文ピンイン表記なし>
学習用に書かれたレベル別リーダーの一番下のレベルです(笑)。殺人事件ネタ。アニメ絵満載。ミニCDにMP3の音声入り。

(3) 「中国笑話・謎語50選」(中華書店)
 <中国語原文あり、全文日本語訳なし、朗読CDあり、全文ピンイン表記あり>
40編の笑い話と10編のなぞなぞです。一つの話は1ページくらい。元のある話なのでしょうけど、だんだんレベルが上がるように書き直されているようです。授業で使う副読本のような感じです。

検討の結果は以下のごとし:
(1)の「中国ショートショート」は本物の中国語(書き直されていない)なので、リアルな面白さがあって良いのですが、いかんせん朗読CDがないため、自分で読むとウソ声調で憶える危険があるのと、やはり語彙レベルが高いので、学習に時間がかかりすぎるだろうという結論で、不採用にしました。いつかちゃんと読みたい。

(2)の「错,错,错!」(併記された英語タイトルはWrong, wrong, wrong!)は、実は(1)がダメだった時のために「保険」として買ったのですが、やはり話の内容が十代くらいの学習者向けみたいで大人の興味が持てない。多用されているアニメ絵も私の好きなタイプでないというのもあり、殺人事件の話を口頭練習したくないなあという点もあり、不採用にしました。内容は工夫されているようなのでいつか読み飛ばしたい(笑)。いやすぐできそうですけど。

で、(3) の「中国笑話・謎語50選」ですが、短い話なので一回の学習に時間がかからないだろうという点、内容が大笑いはしないまでも、クスッと笑える話で何度も口頭練習しても苦にならないだろうという点で、採用にしました。一つ問題なのは、日本語訳がないので、独習者の私は誤読しても指摘してくれる人がいないのですが、まあがんばってみようかなと思います。

あ、「CNG読書」でなくなってしまった(笑)。日本語訳がないからねえ。だから普通に「読書」と書いておきます。

皆さんは何か楽しい読書をしていらっしゃいますか?

by L-monger | 2009-06-19 01:11 | 中国語 | Comments(2)  

Commented by るば at 2009-06-22 21:33 x
るもんがさん、こんにちは。
「Ponpon~sculpteur」の本を読み終わりました。読み終わったといっても、この本は完全に私のレベルを超えておりますので、「わかるとこだけわかった」といった感じです。
それでも、ポンポンがロダンのアトリエで働いていたという箇所や、本や映画で見聞きした「カミーユ・クローデル」の名前が出てきたりすると、「おー」と思いましたよ。知ったりわかったりしたことが、お互いつながると面白いですね。
Commented by L-monger at 2009-06-24 01:28
おおー、るばさん、すごーい!とうとう読み終わられたのですね。自分の好きな内容について外国語で読書をするのは楽しいですよね。(多分)日本語では読むことのできない本ですから、喜びもなおさら大きいでしょう。
おまけに仏検も受験されたのですね。合格していると良いですね。

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