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2009年4月期 まいにち中国語 (郭春貴先生)の感想(10月28日)

2009年度4月期の感想、いくらなんでもそろそろ書いておきましょうか。

☆ まいにち中国語 楽しい会話入門 (郭春貴先生)

6ヶ月とおして聴講/練習した感想ですが、とても良かったです。初めて習う人にも何回目かの入門編の人にも楽しめる内容だったと思います。

郭春貴先生はカリキュラム構成も実際の教え方も上手な方で、ラジオ講座に非常に適した方だなあという感想を持ちました。

と、ほめるばっかりでは参考にならないと思うので、以下、番組/テキストのコーナー別にもう少し細かく書いてみます。再放送されたときに検索でたどりつく方のために、一応客観的なフリをして(笑)、それぞれのプラス点とマイナス点を書いてみます。

* きょうの会話:
(+)実用的ですぐ使えそうな内容。使えば中国人にウケそうな工夫もある(たとえば「托您的福很好。」(おかげさまで元気です)のような)。日本語と言葉の使い方の違いも放送で説明(すごく役立った)。
(-)語句だけのリピートがない。いきなりセンテンス単位のリピートは初心者にはキツイかもしれない。CDやストリーミングで再生を止める必要がありそうです。

* きょうのポイント:
(+)毎回例文4つ程度(後半)という、少なく暗記しやすい分量。説明ではなく、主に例文を通して納得させる。
(-)リピートするためのポーズがない(私は再生を停止してリピートしてました)。例文からの理解と言っても、たとえば金曜日の復習などでもう少し文法のまとめ話を聞きたかったかも。

* 単語ストック:
(+)例文が少ないために単語が不足しがちなのを補助する。自分のことを表現するのに役立つ場合もある。
(-)自分で例文の単語を入れ替えなくてはならないので、初心者には使い方が正しいか自信が持てない。(ひょっとしてコーナー自体がリピーター用の配慮か?)

* きょうの発音:
(+)最初のころ説明された発音の実地練習を6ヶ月かけてじっくりやった。
(-)なし(とても良い練習だと思う)

* 耳だめし:
(+)ラジオ講座の特性を考えれば、このようなリスニング練習はどの外国語ももっと力を入れるべき。今回たくさん時間を割いていたが、良かったと思う。とくに1番は、文字を見ず発音だけで回答するととても耳が鍛えられる。
(-)1番は「きょうの発音」で使われた単語を覚えていると、音の識別をする必要がない。2番は簡単すぎる。(しかし、このコーナーが耳を澄ませて表現を聞くためのきっかけに過ぎないとすれば、適度なレベルか。)

* 漢字で知る中国語(放送では取り上げない)
(+)日本語の漢字と比較することで、無意識に間違うのを避けられる。
(-)放送でも一言ぐらい言っても良かった(でも時間ないかも)。

* 金曜日の文化コーナーと今月の歌:
(+)文化知識をコンパクトにまとめ、ゲストも日本語や中国語を駆使して本国の事情を教えてくれて興味深い。中国語で歌う日本の唱歌やポップス(ユーミンなど)の紹介も面白い。
(-)文句ありません。

* 本文イラスト:
(+)わたなべまきさんのイラストはとても可愛い。きょうの会話に感情移入する助けになる。イラストはスキットの例文の横に必須だと思います。去年はイラストの扱いがオマケていどで残念でした。
(-)文句ありません。

この講座を聞いていたみなさんの感想は、いかがでしょうか?

by L-monger | 2009-10-28 22:28 | Comments(2)  

Commented by まゆの at 2009-11-02 02:37 x
おお、るもんがさん、私が書こうと思いつつ、ついついまとめるのが面倒で書かなかったことをきれいにまとめて書いてくださってありがとうございました。いろいろ注文はありますが、全体的には限られた時間の中で上手く構成してあった講座だったと思います。
 私もついに先週ゴールインし、今日から新講座を聞き始めました。
Commented by L-monger at 2009-11-03 00:32
おお、まゆのさん、先ほどそちらにもお邪魔しました。
そう、講座の完成度は高いですよね。私も何度も何度も聞き直してます(切り出した今週の会話部分とか自分で吹き込んだ例文とかだけ)。週に1回の復習を6ヶ月続けて、定着度がどうなるか、実験です。結果が楽しみ!

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