人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ローマ字は無理してる

単調な仕事にあきあきすると、いろいろ検索して遊んでしまいます。

この前、「教えて!goo」で「シャ行のピンインに「x」を用いる理由は?」を読みました。

質問と答えがイマイチかみ合ってませんでしたが(ピンインの成立の歴史は興味深いけど)、その原因は質問者が根本的な思い違いをしているせいではないでしょうか?

ローマ字(ラテン文字)はあくまでも恣意的に当てはめたものであって、世界的に同一の書き方に統一されたものではないということ。

この質問者は「シャ」などの音に「sh」をあてるのが当然みたいに書いていますが、まず日本語のローマ字でさえ訓令式なら「sya」です。英吉利語だと「sh」だけど、フランス語では「ch」などなど。(これら西洋言語も、日本語と同様ラテン文字を「借用」している点に注意!)

それぞれの国の言葉に転用した際に、好き好きに当てはめていったのです。例えば、母音の多いフランス語は文字が足らなかったので、2文字を組み合わせて音を表わすようにしました(oi が ワ とか、他の言葉にない工夫)。

中国語の sh と x はそれぞれ別個の音ですね。x の方が英吉利語の sh に近いからといって、あわせる必要もない。(この前テレビの中国語会話で聞き分けやってましたね。意外と簡単でしたが)

それぞれの言葉を習い始める際は、全く新しい文字のつもりで習ったほうが安全です、ラテン文字は。(お、なんとかまとまった。)

by L-monger | 2005-04-02 01:29 | 学習法 | Comments(3)  

Commented by はしし at 2005-04-02 18:24 x
こんにちわ!ぺりおさんトコからご挨拶に参りました。中国語をやっていらっしゃるので、仲間が一人ふえてうれしゅうございます。新しいコースもあさってから開始です。わくわくしますよね!今年度はいろいろと挑戦の年にしたいと思いますので、今後とも宜しくお願いします^^
Commented by yuna_bahasa at 2005-04-02 23:43
ローマ字は発音記号だと思うことにしてます。
複数の言語を習った方なら、るもんがさんのおっしゃる通り、新しい文字だという気持ちでローマ字表記を見るでしょう。
たとえば"can"という文字列を、中国人は「ツァン」と読み、英語圏の人は「キャン」と読み、インドネシア人は「チャン」と読みます。
同じ文字を使って別の音を表していても、勉強してて意外と混乱しないものです。
Commented by L-monger at 2005-04-03 12:18
yunaさん、仰せの通り。複数言語を知らない人は、文字の読みについても相対化できないのでしょうね。日本人は教養程度でもよいから、英吉利語以外もやるべきですね。
はししさん、いっらっしゃいませ。明日から一緒にがんばりましょう。

<< 卒業試験 不思議な風が吹いて >>