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中国語の方位詞について3つの分類(6月11日)

ラジオまいにち中国語(応用編)「お悩み解決クリニック」(陳淑梅先生)を聞いていらっしゃる皆さん、第19課「黒板に書いていただけますか?」は分かりましたか?私は「在黑板上」の「上」を忘れました。方位詞についてちゃんと頭に入ってないようです。

こういう時は、先日大枚をはたいて買った「講談社中日辞典第三版」。きっと特別記事があるはずだと思って探したら、ありました。「明解文法 名詞の場所化」(P.1397)。三つの分類が載っていました。

(1) 方位詞が不要な名詞=北京、中国など。方位詞「里」「上」を付けてはならない。
(2) 方位詞があってもなくても良い名詞=图书馆、机场、学校など。「里」などを付けても付けなくてもよい。
(3) 方位詞が必要な名詞=椅子、路、山、房子、脸、我(!)。方位詞「里」「上」などを付けなくてはならない。

(なんだかフランス語のリエゾンの規則みたいだなあ。リエゾンしてはならない、してもしなくてもよい、しなくてはならない、の三種類。)

私の個人的趣味では(3)が基本形と考えて、(2)はときどき忘れても良い。(1)は絶対つけないようにした方が良いという順番で考えるのが好きですね。欧州語はパターンが(3)なので慣れていますから。

でもラジオの中国語講座の入門編って、(1)や(2)から教え始めることが多く、しかも同時に三種類の区別を教えないので、方位詞が必要だという意識をなかなか養成できないです。それはカリキュラムの問題のような気がします。

on a chair は 「在椅子」ではなくて「在椅子上」!このカタマリで忘れないようにしたいと思います。

(例によってコメントが遅れています。すみませんが、少々お待ちください。)

by L-monger | 2010-06-12 00:57 | 中国語 | Comments(13)  

Commented by うしまる at 2010-06-13 20:26 x
取り急ぎ、トークマスター情報をお伝えしたく、こちらに書かせていただきました。

トークマスタースリムのリコールが告知されています。平成20年1月以降販売の該当品は電池が加熱するおそれがあるということで無償で電池交換していただけるようです。詳細については以下のアドレス(カッコは抜いてくださいね)で確認できると思います。

(h)ttp://talkmaster.jp/news/100607.html

語学とは直接関係ないのですが、こちらにもトークマスターご利用の方多いみたいですのでお知らせします。
Commented by xiaoq at 2010-06-14 21:22
こんにちは、いつも楽しく拝見しています。

私も中国語の「上」をよく付け忘れてしまうんです。ずっと自分の頭が悪いせいだと思ってたのですが、考えてみれば最初に「上」なし形式を習ったんですよね。

そしてその後「上」あり形式をきちんと習った記憶がなく、いつの間にか「中級なんだから知ってて当然」ということになってました。

そっかカリキュラムの問題なのか、と目からウロコです。
Commented by L-monger at 2010-06-15 16:26
うしまるさん、ありがとうございます。リコール情報は、先週メール便で届いていて、今回は知っていたのですが、私もときどき郵便ポストを見忘れたりするので、きっとだれかの役に立つと思います。

それにしても、たった2台不具合が出ただけか~。学期中なので音の良いSlimを修理に出したくないんですよね。(予備機としてTM IIも持ってますが、ちょっと音質が劣ります)。アンコールハングル講座は2台体制で録音の失敗をなくすようにしてますし。う~ん、サン電子さんのご親切には感謝しますが、再放送週が来るまで待とうかな(悪知恵)。
Commented by L-monger at 2010-06-15 16:38
xiaoqさん、ようこそ。

私の説にご賛同いただき、ありがとうございます。外国語学習者はまず頭の中に新しい箱を作るべきだと思いますので、必要以上に簡単に見せかける傾向のある、中国文法の教授方法(というか順番)は常々疑問を持っています。お気づきのことがあったら、xiaoqさんも教えてください。

ところでそちらのブログのAA制の語源の話、面白かったです。香港人の方の言った、each-eachってすごくありそう!と思いました。Algebraic average (代数平均)は、こじつけの匂いがします。個人的な印象ですが。
Commented by arihiro at 2010-06-17 00:00 x
トークマスターの情報で思い出しましたが、開発者の一人がサン電子から独立・開業したようですので、後続機種の開発がどうなるのか気になっています。三洋やオリンパスの同様の機種の売れ行きも。3機種の比較サイトってないですよね、特に中波ラジオの受信性能比較。
Commented by L-monger at 2010-06-19 14:16
arihiroさん、ど、どこからそんな情報を得るのですか?後続機種はもう望み薄なのかな~。

2年3ヶ月前にトクマスSlimを買いましたけど、中身は消耗しないものの、押しボタンの消耗がイヤなので、今は録音をSlimで、再生をTM2でという使い分けをしています。(TM2は去年、ボタンと内蔵電池を交換してもらったので、その分、働いてもらうということで) ウチの環境ではSlimの録音の方が音質が格段によいので、TM2にコピーしてから再生しています。しかし、1.5倍速再生となるとSlimの方が音のとりこぼしが少ないですが、どうせ1.3倍速再生またはノーマル再生しかしないので、TM2でもやれています。

さて、大事に使うからあと1年は大丈夫と思いますが、その後どうするかな~???
Commented by xiaoq at 2010-07-01 20:58
トラックバックさせていただきました。ありがとうございます。

中国語は「発音は難しいが文法はカンタン」とか「中国語に文法はない」という神話がまかり通ってますが、なにぶん四千年の歴史なのでけっこう手ごわい言語だと思います。

商売上はしかたないのでしょうが「中国語は簡単」というセールストークには疑問を感じてしまいます。
Commented by L-monger at 2010-07-03 21:50
xiaoqさん、面白い記事ありがとうございます。反応が遅くてすみません。でも、初級でない方がそう思うのだから、私(初級モドキ)の考えもまんざら間違っていなかったかなと嬉しく思いました。

中国語の文法簡単と言う人がいたら、ウソツキかモグリです。中国語は単純化を極めた結果、部外者には非常に分かりにくい文法になってしまっています。私は高い山に登るような気持ちで外国語をやっていますが、中国語の文法は間違いなくチョモランマやキリマンジャロ級です。
Commented by イチロー at 2010-11-07 22:56 x
トークマスターの件ですが、サン電子が開発したのではなくて、韓国のダイアソニック社の製品だと思いますが。
Commented by イチロー at 2010-11-07 23:02 x
トークマスタースリムに当たるのがDDR-4300です。
後継機(DDR-4500)もあります。

www.diasonic.com/english_re/product/ddr4100.php
Commented by L-monger at 2010-11-08 22:47
イチローさん、確かに外見といい、画面表示といい、スペックといい、クリソツですね。OEMは、どこからどこへ流れているか、分かりくいと思います。真相はいかに?
Commented by イチロー at 2010-11-10 00:59 x
 パチンコ機器メーカーのサン電子では一から開発するのは無理だったので、韓国・ダイアソニック社からOEM供給を受けたようです。
 ところでハングル(応)で参加してもよろしいですか。
Commented by L-monger at 2010-11-13 01:11
イチローさん、情報ありがとうございます。併走者リストにも登録しておきます。これからもよろしく。

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