人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ラジオ語学講座と併用する参考書(6月19日)

6月20日は、仏検およびHSKの受験日ですね。受験なさる方たちが十分に実力を発揮されるよう、祈っています。

さて、「まいにちフランス語」「まいにち中国語」「まいにちハングル講座」などを聞いていらっしゃる皆さん、開始してからもうすぐ3ヶ月になりますが、そろそろ、別の参考書に手を出したくなってきませんか(笑)?私が思うに、中心的に練習する教材は浮気するべきではありません。つまりラジオ講座を中心に練習しているのなら、それを最後まで継続するべきです。でも、参考のために他の教材を見るのは、ラジオ講座の説明と比較することで、より理解が深まったりするので、どんどん浮気するべきだと思っています(反道徳な表現)。

参考までに書きますと、5年半前に「ラジオ中国語講座 入門編(榎本英雄先生)」を始めたとき、発音の参考書として「発音の基礎から学ぶ中国語」(相原茂先生)、文法の入門書として「NHK新中国語入門(上野恵司先生)などを参考にしました。どちらも大変に面白くて役に立ちました。(ただし中国語の文法は、先生によって多少言うことが違うので、柔軟な気持ちで読む必要があるでしょう。)

フランス語は、実は高校生の時にラジオ講座を聞き始めたので(その後ブランクが25年!)、うまく参考書を選べなかったし、あの頃は入門講座も応用編講座も1年間だったので参考書なしでも割と何とかなりました。今選ぶとしたら発音とつづり字の読み方の参考書として「しっかり学ぶフランス語―発音と文法と練習問題」とか、文法の参考書として「新・リュミエール―フランス文法参考書」とか「フランス語のABC」を選ぶかな。ぱらぱら見た印象ですが。

さて、今年始めた「アンコールまいにちハングル講座」(チャン・ウニョン先生)ですが、理屈より実例中心な方針らしいので、もうちょっと説明が聞きたいという欲求が募ります。そこで買いました、「CDブック NHK新版 ハングル入門」(梅田博之先生)。さすがはNHKのテレビハングル講座の初代講師。説明の仕方が巧みです。

例えば今週アンコール講座で山のように出てきた語尾ですが、その一つ「敬語形の作り方」の説明では、梅田先生はこうおっしゃっています。
(引用開始)
敬語形の作り方は、動詞の場合も同じように語幹の後に - 시 -を付けて平叙形なり疑問形の語尾を続けて付ければよいのですが、子音語幹の場合には- 으시 - という形が付きます。ですから、敬語形を作る接辞は - 으시 - であってそれが母音語幹に付く場合は 으 が落ちるというように理解してください。
(引用終わり)

Good idea! チャン・ウニョン先生の講座では(たぶんどの先生の講座でも)、母音で終わるとき、子音で終わるとき、ᄅで終わるとき、の三種類に分けて考えるのでしょうが、記憶の負担が大きい。ベースは「子音で終わるとき」で後はそれの変形パターン(으 が落ちる)とすれば、記憶が楽じゃないですか!私が常々言うところの、文法のハコが3個じゃなく、1個ですむならそれに越したことはない。さっそく、語尾をまとめているノートに一種類だけ書くようにしました。

この「CDブック NHK新版 ハングル入門」の本、毎晩、寝る前に読むようにしています。発見があったり、疲れているときはややこしい理屈が健やかな眠りに導いてくれます。

さて、みなさんがラジオ語学講座と併用して役に立った(立たなかった)参考書はなんですか。何語でも良いので、教えてください。コメント欄で。

by L-monger | 2010-06-20 00:56 | NHK語学講座 | Comments(11)  

Commented by p3-saito at 2010-06-21 00:37
またぁ、私の予定2稿として書こうとしたのも話題にするんだから…。
>ラジオ語学講座と併用して役に立った参考書
どっちに書こうかな。(^^;
Commented by るば at 2010-06-21 18:13 x
るもんがさん、こんにちは。
昨日、仏検3級受けてきました。
3級は一番受験人数が多いと聞きましたが、なんだか狭い教室でした。おまけに、試験中ずっとノイズを出し続ける人がいて、「大人なのに」と思いましたよ(あ、でも聞き取り問題のときは静かだった。不思議です)。
Commented by L-monger at 2010-06-22 16:22
Saitoさん、仏検の方でかぶるとは思わなかったなあ。

世の中にはトラバという仕組みもありますよ(笑)。
Commented by L-monger at 2010-06-22 16:29
るばさん、おおっ!もう3級に進まれたのですね。内容はいかがでしたか?

ノイズを出す人って、独り言を言うのでしょうか?それとも鼻をすすっていたとか。その人は緊張していたのかもしれませんが、自分の行動に全く無自覚な人を見かけると、「大丈夫かなあ?」と思ってしまいます。自分の行動を客観的に見れないと、あとあとシンドイんですけどね。
Commented by L-monger at 2010-06-26 17:45
Saitoさん、トラバありがとうございました。
コメントはそちらのブログにします。
Commented by るば at 2010-06-27 16:22 x
るもんがさん、こんにちは。
参考書ではないですが、「フランス語単語の力を本当につけられるのはコレだ!」(駿河台出版社)という単語問題集は、解説も詳しいし、書名が少し残念ですが、役に立ちました。
赤い帽子の男の子のイラストがかわいいので、私は「赤帽さんの本」と呼んでいます。
Commented by p3-saito at 2010-06-27 22:58
横入りご免。
「フラコレ」は私も密かに所有しておりました。(^^;
Commented by うしまる at 2010-06-29 23:36 x
本を買うのが大好き。だから、買っちゃいますねぇ、なんだかいっぱい。でも、いっぱい買ってもできないんですけどね(笑)

その中で実際に使っているのは白水社のニューエクスプレスシリーズです。超初級!!。
CDをカーオーディオに録音して、聴くべきラジオがないときに聞き直してシャドーイングしています。

これって、黒田先生が企画に関わったシリーズですよね。やっぱ、おもしろいです。各国語のテキストとも最低限のフォーマットは一緒。でも、自由度も高いので、言語&著者の視点で違いが見える気がします。

ラジオ講座入門編1ヶ月コースって感じかなぁ。書き取り&音読するにも軽めなので気軽にできるのではないでしょうか。

って、自分はできてないんですけど。聴くだけ~
Commented by L-monger at 2010-06-30 22:36
るばさん、赤帽さんの本、私も目を付けてました。やっぱり良かったですか。時間ができたら、やりたいなあ(いつになることやら)。
Commented by L-monger at 2010-06-30 22:37
Saitoさん、こういうことには嗅覚が働くのですね。やってみたら(いつになるか知らんけど)感想ヨロ。
Commented by L-monger at 2010-06-30 22:53
うしまるさん、ニューエクスプレスとかCDエクスプレス、いいですね~。以前、ブルガリア語のCDエクスプレスやりました。すごくマイナーな言語もそろっているし、私は手を出さないようにするのに苦心しています(フランス語とか中国語の実験の最中なので)。第三書房なんかの本も良いですよ。

<< 記憶のための接点を見つけたい(... 「NHK語学番組アンケート」に... >>