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レベルの合わないラジオ講座を楽しく聞く方法(14年12月7日)

今、楽しんでいる人には無用の話なので、スルーしてください。

ラジオ講座に不満が出てくることがある。例えば、内容が難しすぎる/易しすぎる、進度が速すぎる/遅すぎる、先生が真面目すぎる/ふざけ過ぎる、など。

しかし「まいにちフランス語」や「レベルアップ中国語」などのラジオ講座が日本全国(および海外在住)の膨大な人を対象にしている以上、自分のレベルや学習方法、学習速度、趣味嗜好に合わないのは、よくあることだ。

一番いい対処法は、好きな講座でなければ聞く・学習するのをやめるという方法だ。しかし、ラジオ講座自体が好きな人は(私も)なかなかやめられない。でしょ?(笑)

私の場合、以下のようにしている。

(1) 内容が難しすぎる/易しすぎる: 難しすぎる場合は、冷凍保存、つまり将来の学習のためにちゃんと録音されていることを確認(ざっと流し聞き)。しかし完全な流し聞きは退屈なので、テキストの不明単語を辞書引きして予習する(陳淑梅先生のレベ中や芳野まい先生の仏語応用編など)。易しすぎる講座の流し聞きの場合、録音した講座のフリートーク部分をディクテーションして予習する(やってないが、久松健一先生の仏語初級編の「教えてマダム」など)。

(2) 進度が速すぎる/遅すぎる: 講座をトークマスターで録音しているので大丈夫。進度が速いと感じるものは、無理に付き合わずに、自分の好きな速度で学習する。3か月講座が5か月かかっても何の問題もない。(あるいは、自分の好きな部分のみ読み取り練習するとか。陳淑梅先生のは金曜日のみやってる)。別売りCDで、同様に自分のペースで学習してもいいだろう。進度が遅いと感じるものは、速度1.5倍速ぐらいで再生し、3回分を1日で聞く(まい独「大人な女」など)。

(3) 先生が真面目すぎる/ふざけ過ぎる: これはどうしようもない(笑)。でも、講座を聞く際に自分なりの目標を持って聞くなら、気にならないかも。仏語の清岡智比古先生の「ナミ」シリーズはおふざけが過ぎる面が好きでなかったが、独特の文法の教え方や視点を聞こうと思い、毎回テキストの余白にしびれる言葉をメモしていたので、「耐えられた」。また冗談の一つも言わない先生でも、予習して分からなかった点を解明しようと思えば、割りに面白くなる(楽しいとは違うが)。

しかしまあ、最大の秘訣は、ラジオ講座にすべてを求めるのをやめることだ。年初めの「2014NHKテキストナビ」の表紙ではないが「ちょこっときっかけ。」が今の講座の目指しているものだ(参考:「2014 NHKテキストナビ」入手(3月13日))。私も2年前から自主学習(現在は仏語版や中文版の「名探偵コナン」精読)をメインにしてラジオ講座を補助的に使うようになってから、わりとどんな講座でも腹が立たなくなった。距離感が大事だね。

by L-monger | 2014-12-07 14:42 | NHK語学講座 | Comments(2)  

Commented by あやこ at 2014-12-07 16:46 x
私は、本命で聴いている講座がつまらなかったりレベルが合わなかったりした場合、他言語に逃げます。反則ですかね…?
逃亡しても、言語間で似ているところや違うところを比較したり、なんちゃって翻訳して遊んだりするのもいい勉強になるので、まぁいいかと思っています。

私の本命はドイツ語応用編ですが、年度によっては物足りなさを感じることもあります。それで逃亡先となったのがイタリア語でしたが、スペイン語を少し知っていたのと、音楽が趣味で多少はなじみがあったせいか、結果、ハマってしまいました。
今のところ逃亡の予定はありませんが、久松先生のフランス語が楽しそうだな~と思いながらたまに聞き流しています。
Commented by L-monger at 2014-12-08 15:00
あやこさん、その質問に「反則」という資格は私にないです(笑)。育成道楽のネタにしている仏中を除き、独伊葡亜韓はみんな逃避ですから(講座を聞くとき練習するだけで、復習をしていない)。

イタリア語にハマるのは当然と思えます。その応用編は中級準備の文法、発音、リスニング、グルメや都市紹介に至るまで実に多彩な内容ですから。逃避しがいがあります。それに比較して、フランス語の応用編は文学が多すぎて(過去2年はテーマ的に工夫していますが)単調なこと!大学の第二外国語の一番人気だった過去を引きずっているのでしょうか。

久松先生の初級編は文法メインでスキットに色気が少ないので、「賭け金」を上げて=主体的に聞かないとつまらなくなるかもしれません(どんな講座もそうですが)。

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