現行のまいにちロシア語入門編:残念だけど2か月で流し聞き中止(18年6月2日)

2か月間流し聞きしてきた「まいにちロシア語(入門編):ロシア語文法のとびらを開こう!(秋山真一先生)」だが、将来的に例文ひろいに使えそうにないので、6月以降は流し聞きを中止することにした。

今回の入門編はロシア語文法の正面突破を狙ったものなので、「その意気やよし!」と言いたいところなのだが、文法的に理解可能な範囲内に例文を限定してしまうせいか、色気が乏しく、感情をこめて発音するのが難しい。スキットにストーリー性がないのも良くない。6月号も見てみたが、この傾向は変わらないようだ。

(これに対して、李軼倫先生の中国語では、たとえ普通の買い物の会話でも、葉子ちゃんのおばあさんが朝ごはんの買い物をしているなどの状況があるので、ああ、孫のこと考えながら買っているんだろうな、と感情を入れやすい。)

例えば、今回の入門編は5月号(2か月目)の最後あたりのレッスンでは、以下のようなスキットや例文になっている(第23課)。第2変化動詞で、ロシア語話しますか、とか、たばこ吸いますか、とある程度実用性を入れているが、後者など、例えばイワンの奥さんが何度言っても、旦那がタバコをやめてくれないなどの状況だともっと面白いかと思う。
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他の入門編と比較してみよう。2015年度の「サバイバルロシア語」(臼山利信先生)は同じく第23課で、以下のようなスキットだ。ロシア語は難しい、とか、上手に話しているじゃないの、とか、おせじでしょ(意訳)、など例文として覚えたくなる表現がたくさんだ(実用性も高い)。
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以下は2016年度の「千里の道も一歩から」(オレーグ・ヴィソーチン先生)の第23課だ(今年2018年10月期に再放送予定)。息子に新しい彼女が、とか、大事なのは美しさじゃなくて知性よ、とか、面白い。実際にこのロシア語例文は私はしっかり覚えた。美しさ、や、知性、などという抽象名詞も夫婦の会話に入っているので、おかしみと実感がある。
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残念ながら去年2017年度の入門編ではこういう面白い例文が拾えなかったので、仕方なく、現在は以下の2006年再放送の「13番館へようこそ!」(安岡治子先生)を別売りCDで聞きながらやっている。けしからん!とか、猫が廊下をふらふら歩いているとか面白い。しかもこのおじいさんは飼い主のおばあさんのことが好きなので、途中で急に猫に優しくしている。おかしい。初心者には難しいけど、おかしい方が難しくても覚えるんだよね。(しかし、この入門編は初めての学習者には勧めない。3番目ぐらいの入門編として聞くと(=私の場合)、とても楽しいだろう。)
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(日本語訳は別ページから切り取って画像を合成した。そのため、単語欄が少し隠れているのはカンベン。)

来年度はぜひこういう方向性にしてほしいなあ。ロシア語もそれ以外の外国語も>NHKの番組制作の方。


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by L-monger | 2018-06-02 15:34 | NHK語学講座 | Comments(3)  

Commented by とど at 2018-06-04 16:17 x
 こんにちわ、とどです。
 記事を拝読しました。半年講座だと2カ月お試しで考えると全体の3分の1終わってしまうので、継続しようかどうか考えてしまいます。
 さて、「まいにちロシア語」ですが、私も2カ月で終了にしました。
 この講座は一応、文法事項2項目、使える表現1項目の3つを毎回キーポイントとして説明する流れなので、どうしてもスキットは短くなるのかもしれません。あと、「短いスキット=例文」ととらえると「スキット丸暗記」が有効なのかもしれませんね。
 文法面では「サバイバルロシア語」のほうがまとまっているのかなぁという印象です。発音をアルファベット表記が良かったのですが、最終的には「ルビなし発音」ですからひとまず終了としました(一応今後の展開も考えて音声だけは取っておこうと思いますが…10年も語学講座の音声があるとそのまま聴かないんですよね…)。
 まあ、6月からは「サバイバルロシア語」の学習へ移ろうか、言語を変えてドイツ語の「ドイツ語、基礎のきそ」&「ドイツ語うるわし」に移ろうか考えています。まあ、1カ月考えて7月からスタートもありなのですが…。
Commented by L-monger at 2018-06-05 13:39
とどさんも同じくでしたか。現行のは各文法項目を一つずつ「深く、狭く」で攻略しようとしているので、初めての人はいいけど(しつこいのが嫌いな人はツライだろうけど)、何周か入門編を聞いた私などは、例えば対格や生格を多少ゴッチャに出してもらった方が、練習になるんですよね。安岡入門編だと、「車がない!(否定生格)僕は、車を(対格)盗まれた!」みたいな(この例文、しびれました)。でも3か月目になっても、まだ混ぜてくれないみたいなので、やめにしました。

現行入門編を学習時間割から外すので、時間が余ったときは「サバイバルロシア語」の録音を聞いてみようかなと思います。「ドイツ語、基礎のきそ」も良さげですね。私は現在1か月分のCDしか持ってないので、学習には使えませんが。「ドイツ語うるわし」は確か全部のラジオ録音を持ってます。小塩節先生、良いですよねー。
Commented by L-monger at 2018-06-12 18:53
(るも)臼山先生の「サバイバルロシア語」を時間余りの時に聞き直しているが、良い講座だなあ、と改めて感動する。文法をコンパクトにまとめつつ(口調は忙しいけど)、初歩の外国語学習は単語をしっかり覚えることという点を忘れずに、いろんな単語を練習してくれるし、ロシアの生活についても紹介してくれる。

放送時は、あまりのスピードに初歩の人から「この講座をサバイバルするのが大変」という声もあったが、録音しておいて(あるいは別売りCDで)自分のペースで学習すると大変満足感のある講座だと思う。

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