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直訳勉強法(2月27日)

* NHKラジオ中国語講座応用編 第20課

劉頴先生の勧めていた直訳をやってみました(最初から6ターンだけ)。これで中国語により近づいた理解になるかなと思って。中国語には常体と敬体の区別がないので、全部常体にしました。ぶっきらぼーです。

[試訳1: 直訳]
店員: いらっしゃいませ、ミスター、あなた様は何人か? 予約はしたか?
高原: 私たちは2名だ。予約はしていない。
店員: では、あなた様は少々の時間、待つ必要がある。今日の昼は客がとても多い。
高原: 大体、どれぐらいの時間待たなくてはならないか?
店員: 何とも言えない。今、あの奥のテーブルの客人は、すでにデザートを出している。彼らが帰り次第、私があなたたちを呼ぶが、それで良いか?
高原: 良い。では、私たちはここで待つことにした。

今度は思いっきり日本語に近づけて訳してみました。

[試訳2: 意訳]
店員: いらっしゃいませ、お客様は何名様ですか?予約は承っておりますでしょうか?
高原: 2名です。予約はしていません。
店員: 本日は混みあっておりまして、少々お待ちいただくことになりますが。
高原: どれぐらい待ちますか?
店員: そうですねえ、奥の席のお客様がもうすぐ終わられると思いますので、
そうしたらお呼びいたしますが、よろしいでしょうか?
高原: はい、じゃあ、待ちます。

気がついたこと。
(1) 中国語は具体的。「今日の昼(今日でいいじゃん!)」「客が多い(混んでいるの意味)」「あの奥のテーブルの客人/ デザートが出ている(そんな具体的に言わなくても!)」など。
(2) 話す順番が、「待つ必要がある」→「混んでいるので」。つまり、結論が先で、理由は後。(日本語でまず理由を言ってから、結論を言うのと逆)。
(3) 日本語は相手との距離により、動詞の形が変わりまくって、とても大変。「お待ちいただく」など。

試訳1からは中国語にできるけど、試訳2からはとても戻せないなあ。つまり、中国語作文をする際は「中間言語」として試訳1みたいなのを考えれば良いのか!(いや、最初から中国語で考えるのがベストだろうけど、日本語の引力が大きいときは方便として)

by L-monger | 2006-02-28 02:06 | 中国語 | Comments(2)  

Commented by naho at 2006-02-28 19:50 x
るもんがさんの訳から中文へ挑戦しましたが、試訳2からはとても無理でした。時間もかかるし余分なものをつけそうになったり。。。
第20課の本文の聴き取り、最初は前後だけしか分かりませんでした。「往里站站」を「万里长城」と聞き違えてて何がなんだか。。。「里」だけは、合ってるんですけどね。この調子で3月も難しくなっていくんでしょうね。
Commented by L-monger at 2006-03-02 00:49
nahoさん、チャレンジャーですね。ご利用いただきありがとうございます。日本語のほうがniceにするための飾りが多いから、余計なものは付いちゃうでしょうね。
「往里站站」は2ちゃんねるでも聞き取れずに、質問している人がいました。知ってないと無理ですよね~。
私は自分の身の程を知っているので、文字で予習してから聞いてますから、なんとかなってますが。
さあ3月はどうなるのでしょう(つまらなくなるので、直前に予習するまで内容は見ないことにしています)。

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