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2014年 01月 22日 ( 1 )

 

中国語の二重目的動詞はそれだけを覚えるな(1月21日)

中国語の一部の動詞は二重目的語を取れるが、その二重目的動詞だけを固めて教えるテキストが後をたたない(ラジオ講座「まいにち中国語」を含む)。それではダメ。とても使えるようにはならないと思う。

外国語(言語)の要素と言うものは、複数の項目を比較しないと各項目ひとつひとつさえ理解できない。だから日本人学習者の多くは単一の目的語しかとれない動詞(実はそっちが多い)まで、二重目的動詞に使ってしまうのだ。それは多くの場合、教え方が悪いのだと思う。

今私がメインでやっている「作文で鍛える中国語の文法」(宮岸雄介先生)は両方を並べて教えているところが気に入った。

例えば、以下にあげたのは解答のページだが、Ⅰ-①番の問題は、以下の文の間違いを正せと言うもの。
(×)「李老师讲我们经济学。」
中国語の二重目的動詞はそれだけを覚えるな(1月21日)_c0059093_0402647.jpg


ご覧のように、二つの答えが用意されていて、一つは二重目的動詞「教」に変える方法、もう一つは元々の単一目的動詞「讲」を生かして同じ内容を言う方法だ(李老师给我们讲经济学。)。

これは感心した。単に「教」を使えというより、ずっと応用力が付いて、この例に限らず、二種類の動詞パターンを使い分けることができるようになるのではないかと思った。文法の個々の項目だけに集中せず、複数の項目への目配りを忘れない。テキストや講座はぜひそうあってほしいものだ。

(蛇足だが、私は上記の問題をやった後、正解をもじった二種類の文を自分でも作り、日本語訳からぱっと中国語にしたりする練習をして、なるだけ反射的にこのパターンを使い分けられるように練習している。理屈だけを覚えてもしゃべれるようにはならないからだ。)

by L-monger | 2014-01-22 00:49 | 中国語 | Comments(1)